研究概要 |
本研究ではソフトウェア開発プロジェクト内で発生する危険因子間の関係を明らかにし, それらの関係の利用によって潜在的なリスクを予知する新しい手法を提案した. 提案した予測手法は以下の3点から実践的なものとなっている. (1) 実際の開発現場で収集されるデータに基づいて危険因子間の関係を明らかにしている. (2) 実際の適用場面での危険度の高い因子と(1) で求めた関係を用いて, リスク予知を可能としている. (3) 予知された危険因子とそれへの対処法の自動収集までを目指している. 提案手法を現実の開発プロジェクトから得られたデータに対して適用した結果, 危険度の高い因子の抽出とその改善案が抽出可能であることを確認した.
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