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2006 年度 実績報告書

センサーネットワークにおける時刻同期に基づく位置推定方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500031
研究種目

基盤研究(C)

研究機関立命館大学

研究代表者

大久保 英嗣  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (60127058)

キーワードセンサー / ネットワーク / 時刻同期 / 位置推定 / アルゴリズム
研究概要

本研究では、センサーネットワークにおけるセンサーノードの位置推定方式を開発し、実際に位置情報サービスを提供するミドルウェア(ロケーションサーバ)を実装し、いくつかのアプリケーションに適用して、その有効性及び実用性を検証することを目的としている。具体的には、以下の項目について研究する。
(1)時刻同期手法に基づくセンサーノード間距離のToA(Time of Arrival)測定手法
(2)ToA測定によるセンサーノード間距離を使用したノード位置の推定手法
(3)センサーノードが移動する場合のノード位置の追跡(トラッキング)手法
(4)位置情報サービスを提供するミドルウェア(ロケーションサーバ)の実装と評価
本年度は、上記(1)及び(2)に関して、時刻同期に基づくノード間距離のToA測定手法と、測定した距離を使用したノード位置の推定手法について理論面から検討し、アルゴリズムを確定した。次に、確定したアルゴリズムに基づいてプログラムを開発し、シミュレーションで評価し、本手法の有効性を確認した。その後、実験環境に必要なプログラムを開発し、複数のセンサーノードを使用して評価を行った。その結果、本研究で実現した位置推定手法は、従来のmulti-laterationに基づく手法よりも、位置推定の誤差が小さく、有効な手法であることが実証された。
本年度は、さらに、(4)に関して、センサーネットワーク向けの分散型マイクロストレージのアーキテクチャ、Jiniによる柔軟なゲートウェイサービス、時間指定可能な質問処理システムなどに関して検討し、一部のソフトウェアを試作・評価し、位置情報サービスを提供するミドルウェアの機能要件を明らかにした。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] P2Pデータポット : センサネットワーク向け分散型マイクロストレージアーキテクチャ2007

    • 著者名/発表者名
      藤崎 友樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会第18回データ工学ワークショップ論文集 D1-1

  • [雑誌論文] センサネットワークにおけるスケーラビリティを考慮したクラスタ間マルチポップネットワークの構成2007

    • 著者名/発表者名
      後藤 隼弐
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回全国大会講演論文集 第3文冊

      ページ: 6V-4

  • [雑誌論文] センサネットワークにおけるJiniによる柔軟なゲートウェイサービスの構築2007

    • 著者名/発表者名
      植田 裕規
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回全国大会講演論文集 第3文冊

      ページ: 6V-5

  • [雑誌論文] センサネットワークにおける非線形連立方程式の解法による位置推定方式の実現2007

    • 著者名/発表者名
      鮫島 清豪
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回全国大会講演論文集 第3文冊

      ページ: 6V-7

  • [雑誌論文] 時間指定可能なクエリ処理システム2007

    • 著者名/発表者名
      富森 英生
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回全国大会講演論文集 第3文冊

      ページ: 6V-8

  • [雑誌論文] TDoA測位技術を利用した高精度時刻同期手法の実装2007

    • 著者名/発表者名
      高木 敬介
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回全国大会講演論文集 第3文冊

      ページ: 6V-9

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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