研究概要 |
近年,研究代表者の研究グループは多元情報信号のブラインド分離と復元の技術に関する調査と研究を行ってきたが,最近の移動通信技術の進展によって,実時間処理できるブラインド信号分離技術が要求されてきた.これらの要求を考慮して,研究代表者の研究グループは新しいブラインド信号分離技術として,高次相関を併用した超指数法を開発し,学術雑誌Signal Processingに公表した.また,ノイズ環境でも良好に動作するブラインド信号分離技術として,4次キュムラントの制約条件付最大化規範に基づく方法を開発し,学術雑誌の電子情報通信学会英文論文誌Aに公表した.さらに,緩やかなじ時変環境でも良好に動作するブラインド信号分離技術として,適応的なロバスト超指数法を開発し,学術雑誌の電子情報通信学会論文誌に公表した. 研究代表者の研究グループは上記成果に基づき新しいブラインド信号分離技術を開発したので,その成果を2006年にギリシャ国コス島で開催された「回路とシステム」に関する国際会議(ISCAS 2006)で二編の論文を公表した.さらに,その成果を発展させ,新しい成果を得たので,その成果を2006年に 仏国のツールースで開催された「信号処理」に関する国際会議(ICAASP 2006)で二編の論文を公表した さらに,それらを深化させた成果も得ているので,それらの成果を2007年米国のホノルルで開催される「信号処理」に関する国際会議(ICAASP 2007)で一編の論文と2007年5月に米国のニューオリンズで開催される「回路とシステム」に関する国際会議(ISCAS 2007)で二編の論文を公表する予定である.
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