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2006 年度 実績報告書

到着率に動的に適応するストリームデータ処理スケジューリングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500073
研究種目

基盤研究(C)

研究機関群馬大学

研究代表者

有次 正義  群馬大学, 工学部, 助教授 (40282412)

キーワードストリームデータ / 共有ウィンドウ結合処理 / スケジューリング / 連続的問合せ
研究概要

本年度は、以下の研究を行った。
1.ストリームデータの到着率が動的に変化する環境における、共有ウィンドウ結合処理のスケジューリングを検討した。ストリームデータの到着率が動的に変化する場合、動的にその変化に適応する処埋スケジューリング手法が必要芝なる。そのようなスケジュール手法を考案するため、放送サービスのためのスケジューリング手法RxWを調査し、それをストリームデータの共有ウインドウ結合処理に応用することを検討した。RxWは、データの要求数と要求されてからの待ち時間の両方を考慮したスケジューリングである。それを基にし、ストリーム処理において、従来手法では主にスループットのみに着目していたのに対して、本研究では問合せ処理の成功率とスループットの両方のバランスを保ちながら効率的な処理を可能にする動的なスケジューリング手法の開発に成功した。この成果は現在まとめられ、発表する予定となっている。
2.ストリーム処理の幅広い応用分野の調査として、本年度は主にセキュリティ、P2Pシステム、ならびにSMTプロセッサ処理についての調査を行った。セキュリティに関してはデータプライバシーの扱い、P2Pシステムについてはデータの複製の扱い、SMTプロセッサ処理についてはスケジューリングの技術について調査した。これらについては来年度以降引き続き調査を進めるとともに、成果をまとめて現在発表のための準備を進めているところである。またそれ以外の応用についても調査・検討し、ストリームデータ処理の幅広い応用分野について考えたい。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 複製の分散管理を用いたP2Pプロトコルの性能評価2007

    • 著者名/発表者名
      佐治 和弘 他
    • 雑誌名

      データ工学ワークショップ (web掲載)

  • [雑誌論文] プライバシーを保護するカウント演算の多値属性分類への適用2007

    • 著者名/発表者名
      高見澤 秀久 他
    • 雑誌名

      データ工学ワークショップ (web掲載)

  • [雑誌論文] プログラムフェースを考慮したSMTプロセッサ上でのスレッドスケジューリング手法2007

    • 著者名/発表者名
      市川 雄二郎 他
    • 雑誌名

      データ工学ワークショップ (web掲載)

  • [雑誌論文] 複製による負荷分散を可能にしたP2Pプロトコルの提案2006

    • 著者名/発表者名
      佐治 和弘 他
    • 雑誌名

      日本データベース学会 Letters 5・2

      ページ: 9-12

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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