研究課題/領域番号 |
18500086
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
浦濱 喜一 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 教授 (10150492)
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研究分担者 |
原 健二 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 准教授 (50380712)
井上 光平 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助手 (70325570)
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キーワード | NPR / ボロノイ分割 / イラスト風画像 / ステンドグラス画像 / 点描画 / 時空間画像処理 |
研究概要 |
本研究はノンフォトリアリスティックレンダリング、すなわち写真を非写実的な画像に変換する技法の開発を目的とする。本年度の主目的は、多彩な絵画の技法を模擬するアルゴリズムを開発することと、それらのアルゴリズムをリアルタイムに実行するための高速化技法を開発することである。その目的と当初の研究計画に沿って具体的に以下のようなノンフォトアルゴリズムを開発した。 (1)均一色セル分割NPR動画の生成 静止画を均一色セルに分割するM)R画像処理を動画に拡張して、入力画像の時空間画像処理によって、ちらつきの少ないモザイクタイル動画やバブル動画、ステンドグラス動画等を自動的に生成する手法を提案した。 (2)ステンドグラス風画像の生成 画像を構成する画素の空間座標と画素値に基づいて画面をボロノイ分割するバイラテラルボロノイ分割法を提案し、入力画像のエッジを保存したステンドグラス風画像を生成した。 (3)迷路風画像の生成 入力画像から主要エッジを抽出し、それらのエッジからの距離値の等高線を等間隔で求め、それらの等高線上に等間隔に配置した点を結ぶ巡回セールスマン問題の閉曲線に囲まれる閉領域を求めて、迷路画像を生成する手法を提案した。 (4)点描画の生成 重心ポロノイ分割に基づく点描画の生成において、母点の乗法的重みを考慮することによって、入力画像の再現性を高める方法を提案した。 (5)イラスト風画像の生成 類似度データからクラスタを抽出するグラフスペクトル法を用いて、類似色領域の境界としての輪郭線を抽出し、非等方平滑化フィルタで滑らかにしてイラスト風の線画を生成する手法を提案した。
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