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2006 年度 実績報告書

大規模映像コーパスの高次解析を実現するためのマルチメディアデータベース高速化技術

研究課題

研究課題/領域番号 18500094
研究種目

基盤研究(C)

研究機関国立情報学研究所

研究代表者

片山 紀生  国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教授 (60280559)

キーワード映像コーパス / データベース / コンテンツ・アーカイブ / アルゴリズム / 情報システム
研究概要

近年の計算機技術の進歩は目覚しいものがあり、大量の映像を映像アーカイブとしてデジタル記録することが可能になっている。映像アーカイブの重要な活用方法は、それをコーパス(データの集積)として利用することにある。ところが、映像アーカイブをコーパスとして利用するためには映像解析処理の複雑な系を安定かつ効率的に稼働させることが必要であり、そのための高速化ならびに最適化技術を実現することが本研究の目的である。本年度は高次解析システムの試作を行った。映像データとしては、研究代表者の所属機関が所内での実験利用の目的で収集している約10,000時間分の放送映像アーカイブを使用した。この映像アーカイブに対して、本研究専用のサーバ計算機を付設し、高次解析処理を実行させるシステムを構築した。プロトタイプで使用する計算機としては、DELL社が製造しているDual Core CPU(AMD Opteron)を4台装備するものを購入した。映像の高次解析処理では、低次の解析処理から高次のものまでパイプライン状に処理が行われるため、マルチプロセッサ計算機が有効である。また、実験対象となっている映像アーカイブが7チャンネルの放送映像を並行して蓄積するものであることから、本研究では、十分な計算スループットならびに並列度を確保できるように8並列の計算機を選択した。理想的には並列度が高ければ高いほどよいが、実験規模が大きくなり過ぎて計算機の管理に払うコストが肥大する心配があるため、本研究では8並列の計算機で対応可能であると考えている。この高次解析サーバでは、これまで個別に研究してきた映像解析処理がひとつの高次解析システムとしてまとまっており、本研究が実現を目指している大規模映像コーパスの高次解析を試行するためのプラットホームとなっている。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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