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2006 年度 実績報告書

時空間データマイニングと大規模可視化による地球観測衛星データからの変動発見

研究課題

研究課題/領域番号 18500114
研究種目

基盤研究(C)

研究機関高知大学

研究代表者

本田 理恵  高知大学, 理学部, 助手 (80253334)

研究分担者 菊地 時夫  高知大学, 理学部, 教授 (70127926)
キーワード機械学習 / 人工知能 / 地球変動予測 / リモートセンシング / 地球環境
研究概要

本年度はデータの整備、基本アルゴリズムの検討、3次元可視化環境の構築を実施した。
気象データについては、菊地がインターネット地上配信によって過去のアーカイブに加え、「ひまわり6号」(MTSAT-1R)のデータを準リアルタイム(1時間遅れ)でローカルサイトに蓄積している。アルゴリズムに関しては、時空間の変動パターン抽出を目的として、従来の隠れマルコフモデルによる検討に加え、非線形・非ガウス型状態空間モデルのフィルタリングや平滑化に利用されるモンテカルロフィルタ(粒子フィルタ、Condensationアルゴリズム)の初期検討を行った。また、空間データの時間変動の3次元表示によるビジュアルデータマイニングの支援のために、偏光式立体視対応プロジェクタシステムを導入した。
一方、MODISの植生指標の年間時間変動パターン抽出については、区分化されたロジスティック関数とMAP(maximum a posterior)によるフィッティングを考慮し、北米の1年分のデータに適用し、その有効性を検証した。また欠落値の推定に関しては、時間フィッティングによる推定値と空間的な近傍地からランダムフォレスト回帰によって推定値を改善する方法を考慮し、同様のデータに対して試行してその効果を確認した。これらの結果をNASA Data Mining Workshopで発表した。また、カリフォルニア大学アーバイン校で研修し、共同研究者との打ち合わせを実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Temporal modeling and missing data estimation for Modis vegetation data2006

    • 著者名/発表者名
      Rie Honda
    • 雑誌名

      The 2nd NASA data mining workshop (online proceedings) http://datamining. itsc. uah. edu/meeting06/

      ページ: 5

  • [雑誌論文] 「高知大学稀少情報頁」におけるMTSAT画像処理について2006

    • 著者名/発表者名
      菊地時夫
    • 雑誌名

      日本気象学会関西支部例会講演要旨集 第110号

      ページ: 42-43

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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