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2008 年度 実績報告書

自己縮小画像コードブックとベクトル化ファジィ推論を応用した画像拡大法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18500182
研究機関九州情報大学

研究代表者

麻生 隆史  九州情報大学, 経営情報学部, 教授 (20259683)

研究分担者 車 柄王己  九州情報大学, 経営情報学部, 教授 (10310004)
末竹 規哲  山口大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (80334051)
河野 英昭  九州工業大学, 工学部, 助教 (00404096)
キーワードソフトコンピューティング / 情報システム / 知的画像処理
研究概要

本研究の目的は,任意画像を任意倍率で,かつ実時間で高画質な拡大画像を得ることの出来る高品質・高速画像拡大法の開発である.
平成20年度は,18.19年度に開発した自己縮小画像コードブックとサポートベクトルマシンを用いた画像拡大法の精緻化,ならびにその改良に注力した.具体的には,まず,標準画像データベース中の種々の画像に対し適用し,画質,及び計算時間の観点から方法論に関する検討,考察を再度行った.この結果については,前年度に発表した国際会議(IMECS2007)の中から優れた論文のみを選定し編集されたEdited Bookの中に収められている.また,18年度に開発した手法では,低解像度の画像成分から高解像度の画像成分を写像することによって,拡大画像,すなわち高解像度画像を得ていたが,この手法では,比較的良好に画像を拡大することができるものの,画質の点で更なる改善の余地があった.そこで,19年度は画質の向上を考え,被拡大画像自身とその画像を縮小した画像から構成された低周波成分と高周波成分の関係を記述するコードブックにおけるパターン照合処理において,新たにマハラノビス汎距離なる距離概念を導入した.結果として,従来法と比較して高品質な拡大画像を得ることに成功した.この画像拡大法に関し,2007年12月にオーストラリアで開催されたDigital Image Computing Technique and Application (DICTA2007)国際会議において発表論文として公表した.
さらに本研究のまとめとして,カラー画像,並びに動画像への応用を念頭に,既存の画像拡大法について,引き続き国内外の研究動向を調査し、その結果をImage and Vision Computing,Vol.27,pp.684-693,2009において出版物として公表した.今後は,カラーの動画像へ実時間で応用可能な方法の開発を行う.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Sharpness preserving image enlargement by using self-decomposed codebook and Mahalanobis distance2009

    • 著者名/発表者名
      Hideaki Kawano, Noriaki Suetake, Byungki Cha, Takashi Aso
    • 雑誌名

      Image and Vision Computing 27

      ページ: 684-693

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 自己分解コードブックとマハラノビス距離を用いた画像拡大法2008

    • 著者名/発表者名
      河野英昭, 末竹規哲, 車炳王己, 麻生隆史
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 8

      ページ: 1983-1985

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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