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2007 年度 実績報告書

社会学的現地調査と入門者教育に必携となる空間情報システムの開発-タイ国を対象に-

研究課題

研究課題/領域番号 18500197
研究機関大阪市立大学

研究代表者

永田 好克  大阪市立大学, 大学院・創造都市研究科, 准教授 (70208023)

キーワード国際研究者交流 / タイ国東北部 / 空間情報システム / GPS / 現地調査ツール / 社会考古学
研究概要

現地調査は人文社会科学だけでなく地域生態環境に関するNGOなどでもよく行われ、また学生の入門者教育の場でもある。現地調査には地理空間情報を有する基礎資料が必要であるが、現地調査に充分活用できていない地域も多い。一方、近年、解像度の高い衛星画像や地図の公開がインターネット環境において急速に進展しているが、現地調査の現場では接続環境の点から、これらの資料をただちに活用することは難しい。本研究課題ではこれまでにタイ国東北部を中心に収集してきた基礎資料を活用して、現地調査時の三工程「資料準備」「現地調査」「資料整理」を支援する空間情報システムの開発を進めてきた。
本年度の活動は以下の通りである。(1)タイ国東北部でのシステム活用実験:海外研究協力者ら、システム試用協力者を定期的に訪ね、活用方法についての議論を重ねた。また、本システムを活用した農村開発に関する研究を今後展開するための予備調査を行った。「現地調査」の部分に関わる点である。(2)システムの改良:現地での実験や協力者らの要望を基に、システムの改良を重ねた。また、タイ国東北部だけでなく、特に東南アジア諸国でも活用できることを念頭にシステムの仕様を拡張した。(3)コンテンツ公開方法の追加:本研究課題までの成果のうち、特に学術的コンテンツについては従来からもタイ市民向けに公開しているが、より多くのタイ市民に活用してもらうべく、タイ国の地理情報を取り扱う民間企業と協力して同社のWebページからも閲覧できるよう準備を進めた。現在試用版は完成しており、一般公開に向けて細部の作業を継続しているところである。この部分は「資料準備」および「資料整理」の利便性向上に大きく寄与する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://pladaek.media.osaka-cu.ac.jp/econetvis/

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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