研究課題/領域番号 |
18500198
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研究機関 | 帝塚山大学 |
研究代表者 |
川口 洋 帝塚山大学, 経営情報学部, 教授 (80224749)
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研究分担者 |
井戸田 博史 帝塚山大学, 法政策学部, 名誉教授 (80071455)
上原 邦彦 帝塚山大学, 経営情報学部, 教授 (10232779)
日置 慎治 帝塚山大学, 経営情報学部, 教授 (70238252)
杉藤 重信 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (70206415)
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キーワード | 戸籍 / データベース / 親族関係 / 人口 / 近代移行期 / 若松縣 / 歴史情報システム / インターネット |
研究概要 |
研究代表者は、わが国の近代移行期における人口転換を再検討するために、古文書史料をデータベースに蓄積して、その記録内容を分析する「江戸時代における人口分析システム(DANJURO)」を開発中である。本研究では、幕末維新期に作成された史料をもとに人口分析を行い、家系図を描画する「近代移行期における親族関係分析システム」をインターネット上に構築して、研究者間で共有できる歴史情報システムを目指している。 本年度は、検索・計算速度とセキュリティーの向上を図るため、HP ProLiant ML150G3をサーバ機とデータベース機、Microsoft Windows2003をOS、Oracle Database10.2.0.1をDBMS、Oracle Internet Application Server 10.13.2.0をWeb Serverとして選定、導入した。この新システムに「江戸時代における人口分析システム(DANJURO ver.3.0)」を移植して、前年度試作した「幕末維新期人口史料」データベースを組み込み、DANJURO ver.4.0を構築した。 つぎに、「幕末維新期人口史料」データベースに岩代国会津郡8カ村の史料を追加登録した。本データベースには、若松縣に所属する岩代国会津郡伊予戸村、魚渕村、寺山村、小松川村、中在家村、中村、入谷地村、岩下村、大沼郡桑原村、落合村、海老山村、小山村、松岸村、上杉原村、仁主村、菅沼村、大岩村、小川窪村の明治4年戸籍と大沼郡上杉原村、海老山村、落合村の明治3年戸籍の延べ21カ村、2,020人、370世帯が登録されている。 さらに、既開発の「宗門改帳」古文書画像データベースに登録されている史料を研究分担者の杉藤重信教授が開発している親族関係分析システム「アライアンス」のデータに変換するプログラムを作成した。これにより、スタンドアローン版「アライアンス」を用いて、数世代の家系図を描画することが可能となった。
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