• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

拡張された意味論的アプローチによるグラフィック表現の認知機能の分析

研究課題

研究課題/領域番号 18500206
研究機関同志社大学

研究代表者

下嶋 篤  同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (40303341)

キーワードグラフィック表現 / 図的推論 / 意味論 / 視線計測 / グラフ読解 / 図の認知機能
研究概要

本研究課題の目標は、グラフィック表現の認知機能の研究に対して、意味論的分析の側から貢献を行うことである。本研究課題において行っているグラフィック表現の意味論的分析の主な帰結は、ある情報を図で表現する過程において、その情報から論理的に帰結する別の情報が自動的に表現されるという性質(フリーライド特性)を多くの図がもつ、ということである。この性質は、人が図を使って論理的な推論を行うプロセスに強く影響することが考えられ、それを確かめるために、平成18年度に引き続き、人が図を見ながら推論問題を解いているときの視線の動きを計測するという実験を行った。その結果、たとえ図を物理的に変形できない場合でも、人がフリーライド特性を利用しようとする傾向について、平成18年度に得たものよりも強い証拠が得られ、図が従う空間的制約の利用が図を使った推論の効率性の重要な要因であることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 視線計測データに基づく仮定的描画による推論の検証2007

    • 著者名/発表者名
      下嶋 篤
    • 学会等名
      日本認知科学会第24回大会
    • 発表場所
      成城大学
    • 年月日
      2007-09-03

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi