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2007 年度 実績報告書

積分幾何および逐次解析に基づく多重比較法の展開とその遺伝連鎖解析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18500221
研究機関統計数理研究所

研究代表者

栗木 哲  統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (90195545)

キーワード逐次解析 / 非線形再生理論 / マーカー遺伝子 / QTL解析 / 一対比較モデル / チューブ法
研究概要

本年度の研究成果は以下の3点である:
(a)等間隔格子点上のカイ2乗確率場における最大値の判定閾値の設定法については,今までの研究によって逐次解析や非線形再生理論を用いた方法が得られている.しかしながらこの方法は,マーカー遺伝子の位置が等間隔であるという現実から離れた仮定をおいたものであった.この仮定をゆるめる形で,マーカー間隔が独立に同一分布に従うというモデルを考え,そのときの確率場の最大値分布を導出し,判定閾値の設定法を与えた.
(b)マウス2系統の行動データについてQTL解析を行った.さらにその結果に基づいて共分散構造解析を行うことにより,行動を規定する遺伝子の連関についての仮説を得た.
(c)一対比較モデルにおける3すくみ構造の検出に関する多重比較法を与えた.ここで考えている問題設定は,測定誤差分散が未知であり,またその推定量も利用できないという現実的な状況である.統計量の分布は複素ウィシャート分布の固有値で記述することができる.その分布の裾確率の陽な解析式をチューブ法の考え方を援用して与えた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] Multiplicity Adjustments in Detecting Reproductive Barriers caused by Loci Interactions2007

    • 著者名/発表者名
      栗木 哲
    • 学会等名
      First joint meeting between Institute of Statistical Science, Academia Sinica, Taiwan and the Institute of Statistical Mathematics
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-11-29
  • [学会発表] 格子点上カイ2乗確率場の最大値分布の近似とその連鎖解析への応用2007

    • 著者名/発表者名
      栗木 哲
    • 学会等名
      科研費研究集会「統計的モデリングの方法と理論」
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-11-27
  • [学会発表] 生殖的隔離に関わるエピスタシス(相互作用)検出と多重性調整2007

    • 著者名/発表者名
      栗木 哲
    • 学会等名
      融合研究シンポジウム「地球と生命の新パラダイム創造への挑戦」
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-10-18
  • [学会発表] 遺伝子座間の相互作用による生殖的隔離障壁の検出と多重性調整2007

    • 著者名/発表者名
      栗木 哲
    • 学会等名
      統計関連学会蓮合大会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2007-09-06

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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