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2007 年度 実績報告書

マウスのテロメア長を制御する原因遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 18500323
研究機関北海道大学

研究代表者

佐々木 宣哉  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 准教授 (20302614)

研究分担者 安居院 高志  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (00212457)
三好 一郎  名古屋市立大学, 医学研究科, 准教授 (10183972)
キーワードテロメア / 連鎖解析
研究概要

本研究ではテロメア長を規定する遺伝子を探索するために、9系統の野生由来マウスを用いテロメア長を測定した。その結果、野生由来マウスでも多数の系統が長いテロメアを有することが分かった。その中で我々はKJR/Ms(KJR)マウスとCHD/Msマウスが短いテロメアを有することを発見した。両系統で特に短かったKJR/Ms(以下KJR)マウスについてC57BL/6J(以下B6J)マウスとの交配実験を試みた結果、F_1マウスではB6J由来の長いテロメアとKJR由来の短いテロメアを有していたが、KJR由来のテロメアは明らかに伸長していた。このことからKJRマウスの表現系(短いテロメア)は劣性遺伝様式であることが示唆された為、F_1マウスをKJRマウスに戻し交配し、バッククロス個体169匹(♂99匹、♀70匹)を得た。解析した戻し交配個体について表現系を4タイプにグループ分けし、タイピングを行った結果、第13番染色体の47cM付近および第3番染色体の45cM付近ににsignificantを超えるレベルのLRS値が認められた。すなわちこれらの遺伝子座周辺にKJRの短いテロメアを規定する遺伝子の存在が示唆された。テロメア関連候補遺伝子として、第13番染色体にはTert遺伝子が、第3番染色体にはTerc遺伝子が存在していた。両遺伝子の遺伝子配列に違いはなく、これらの遺伝子の発現量や発現時期の差、さらに、これらの遺伝子以外の未知の遺伝子が関与する可能性も示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マウス染色体短腕特異的配列TLC配列のコピー数の系統差解析2007

    • 著者名/発表者名
      山内豪人
    • 学会等名
      日本獣医学会学術集会
    • 発表場所
      酪農学園大学(江別市)
    • 年月日
      2007-09-04
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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