虹彩組織のFITCデキストランを用いた3次元的解析と色素漏出試験 動物を麻酔した後、分子量4000のFITCデキストランを尾静脈から静脈内投与し、投与5分後にエーテル過麻酔で致死させた後、虹彩を採取し、4%パラホルムにて3時間固定した。虹彩をスライド上で伸展し、実体蛍光顕微鏡下で細血管の走行状態、口径、FITCの漏出の有無を注意深く観察した結果、糖尿病雄WBN/Kobラットの虹彩には明らかに微小血管瘤が増加しており、対照の非糖尿病のWBN/Kobラットにはそのような変化は認められず、本モデルには糖尿病性のルビオーシス様の変化も誘発されていることが明らかとなった。
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