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2007 年度 実績報告書

脳血管障害患者におけるインスリン抵抗性の発現機序に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 18500419
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

間嶋 満  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (70165702)

研究分担者 内田 龍制  埼玉医科大学, 医学部, 助教 (30286041)
キーワード脳血管障害 / インスリン低抗性 / HOMA-R / IRI120 / BMI / 内臓脂肪 / アディポネクチン / TNF-α
研究概要

目的:1)脳血管障害患者のインスリン抵抗性の有無とそれの発現に関与すると考えられる胆満度・内臓脂肪面積・アディポサイトカイン(アディポネクチン、TNF-α)との関連を検討、2)歩行ガインスリン抵抗性の改善に寄与するか否かを検討
対象:高トリグリセリド血症または空腹時高血糖、低HDLコレステロール血症、または肥満(BMI≧25)を有し、かつ糖尿病の既往がない脳血管障害患者14例である。
方法:1)75グラム経口糖負荷試験を行い、負荷前での血中インスリン濃度と血中インスリン濃度とを掛け合わせたHOMA-R、ならびに負荷後2時間での血中インスリン濃度(IRI120)をインスリン抵抗性の指標とする。HOMA-Rでは1.73以上を、また負荷後2時間での血中インスリン濃度が64μU/ml以上をインスリン抵抗性有りとする。2)腹部CTによる内臓脂肪面積の測定、アディポサイトカイン(アディポネクチン、TNF-α)の測定を実施する。インスリン抵抗性の有無とBMI、内臓脂肪面積、アディポサイトカインとの関係を検討、ならびにインスリン抵抗性の指標であるHOMA-R、IRI120と内臓脂肪面積、アディポサトカインとの関連を検討することを通して、インスリン抵抗性の発現に関与する因子を検討、3)歩行可能な対象例に4週間の歩行運動を指示し、歩行がインスリン抵抗性の改善に寄与するかを検討
結果:1)14例中11例(78.6%)にインスリン抵抗性が認められた。2)インスリン抵抗性の有無によるBMI、内臓脂肪面積、アディポサイトカインの検討では、統計学的に有意差は認められなかった。3)HOMA-R、IRI120と内臓脂肪面積アディポサイトカインとの間には、統計学的に有意な相関関係は得られなかった。4)3列に施行した4週間の歩行運動によって、IRI120には著しい改善がみられた(123μU/m]→98μU/ml)。
結論:本年度の結果からは、脳血管障害患者のインスリン抵抗性の発現に関与する因子を明らかにすることは出来なかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脳卒中患者のインスリン抵抗性2008

    • 著者名/発表者名
      間嶋 満
    • 学会等名
      第33回日本脳卒中学会総会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2008-03-20

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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