研究課題
1.研究の目的:リハビリテーション医療を受けた、初発で、意志の疎通が可能な40歳以上の慢性期脳血管障害者の心身機能の帰結(帰結予後を含む)関して、発病から10年間にわたる前向きコホート研究を基に明らかにすることである。具体的には、リハ専門病院に入院した条件設定した脳血管障害者80名に対し、入院時、退院時、発病1年時、発病2年時、発病3年時、発病4年時、発病5年時、発病6年時、発病7年時、発病8年時、発病9年時、発病10年時の縦断的調査を通して、脳血管障害の心身機能の経過および帰結予測・帰結(実態)の分析検討を行うものである。2.平成20年度研究および実績の概要:発病8年時~発病9年時の対象者の在宅臨地評価を,研究統括者が茨城県をフィールドにして原則在宅訪問で実施した。そして、研究成果を学会発表し、また、本に引用した。身体機能および生活機能は維持されている被検者が多くみられた反面、介護保険利用者でうつ状態が多く、かつQOLの低下が顕著であったことを見出した。3.平成21年度は、発病9年目および10年目の調査を実施した。10年目は、H22年3月で60%を実施できた。平成22年度4月以降継続して10年目の調査実施し、10年までの調査研究分析結果を報告する。
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作業療法ジャーナル 43
ページ: 738-742