研究課題/領域番号 |
18500429
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 西南女学院大学 |
研究代表者 |
谷川 弘治 西南女学院大学, 保健福祉学部, 教授 (80279364)
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研究分担者 |
松浦 和代 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (10161928)
伊藤 善也 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (70241437)
石田 也寸志 愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (20221070)
佐地 勉 東邦大学, 医学部, 教授 (50120275)
稲田 浩 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (00244640)
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キーワード | 小児慢性疾患 / 成人前期 / 社会的自立 / 社会生活 / 自立支援 |
研究概要 |
成人前期の小児慢性疾患患者の社会生活に関する実態調査として、1型糖尿病患者対象の調査を実施し、29名の回答を得た。これにより、前研究と合わせ地域差を検討する素材を得ることができた。また、実態調査を行うために、循環器専門医、また小児がん専門医の研究団体との連絡調整を実施した。調査は平成19年度にも引き続き実施する。 また、情報提供・支援ツールとして、中学生・高校生向けの「大人になりゆくあなたに」改訂版を作成した。 さらに、支援システムのあり方についてひろく意見を求めるため、下記のパネルディスカッションを開催した。 (1)テーマ「小児慢性疾患の治療・定期検診を続ける18歳以上の若者の社会生活支援の課題」 (2)日時 2007年2月24日(土) (3)場所 西南女学院大学 (4)パネラー 坂本辰蔵(東京わかまつ会)小俣智子(MNプロジェクト)小岩井順子(心臓病友の会)福島眞理(札幌市立大学)林三枝(ハートリンク共済)稲田浩子(久留米大学) (5)参加者 約100名 パネルディスカッションでは対象疾患を1型糖尿病、小児がん、先天性心疾患、二分脊椎とし、身体面で特別な配慮はほとんど必要ないレベルから、密度の高い特別な配慮が必要なレベルまで視野を広げ、当事者の視点からの報告を得て、議論を行うことができた。また、病者のための共済保険として注目される「ハートリンク共済」の取り組みを学ぶことができた。 以上、研究目的に到達する上で重要な知見を得ることができた。 平成19年度は、調査を継続し、必要な知見を得ること、および18歳以上の患者(経験者)むけの情報提供ツールを作成すること、情報提供ツールの評価のためにシンポジウム等を開催する予定である。
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