• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

介護保険施設における介護士のコミュニケーション支援の方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500438
研究機関県立広島大学

研究代表者

坊岡 峰子  県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (80405521)

研究分担者 本多 留美  県立広島大学, 保健福祉学部, 講師 (10290553)
金子 努  県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (70316131)
キーワードコミュニケーション障害 / 介護士支援 / 言語聴覚士 / コミュニケーションスキル / 介護保険施設
研究概要

1.研究方法
本年度は、平成18(2006)年度およびそれ以前のプレ研究や本研究に関連する研究を「介護士のコミュニケーション・スキルアッププログラムの開発とその効果」として論文にまとめるため、先行研究、収集したデータの検討、データの客観的評価、関連する領域の研究者への相談、学会発表などを行った.
2.成果
本研究では重要でありながら日々の(身体)介護の中で見過ごされがちなコミュニケーションについて、介護士がコミュニケーション障害をもづ介護保険施設利用者の特徴に応じ、個別化した対応をすることの重要性を再認識する効果が得られた.また、個々の障害に応じた適切なコミュニケーション・スキルを習得する効果も得られた.
本研究の成果および意義は、介護現場の介護士や関連領域の研究者に高く評価された.
また、介護保険サービス利用時のケアマネージメントの中心となる介護支援専門員と言語聴覚士との連携に関する基礎調査を行い学会で発表した.今後は介護士だけではなく、福祉・介護専門職者と言語聴覚士との連携をすすめていくことの重要性を示すことが出来た.
現在までの研究成果を関西学院大学大学院社会学研究科(社会福祉学専攻)の学位論文としてまとめ、認定された.
3.今後の研究計画
本研究での対象者は1施設、介護士7名、利用者4名のみであったため、今後は対象ケースを増やすことと、複数の言語聴覚士による実践とその効果評価が課題である.しかし、平成20年度はまず、今までのデータをさらに詳しく見直すことが必要であると考える.その内容は会話分析、介護士のスキルアップ分析、利用者の変化分析などである.また、利用者に焦点をあてた支援効果の客観的評価などを行い、認知症のある方に対するコミュニケーション支援の方法などを検討し、論文にまとめていく.また、先行研究もまだ少ないため、できれば海外の実践施設の視察も行う予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 介護支援専門員のコミュニケーション障害に関する認識〜A市における介護支援専門員に対するST研修の成果と今後の課題〜2007

    • 著者名/発表者名
      坊岡 峰子・綿森 淑子
    • 学会等名
      第8回日本言語聴覚学会
    • 発表場所
      浜松市
    • 年月日
      2007-06-02
  • [備考] 当大学研究者紹介

    • URL

      http://www.pu-hiroshima.ac.jp/files/j17.pdf

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi