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2006 年度 実績報告書

低回数ジャンプトレーニングが女性中高年齢者の骨密度へ及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 18500470
研究種目

基盤研究(C)

研究機関鈴鹿医療科学大学

研究代表者

加藤 尊  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 講師 (00329913)

キーワードジャンプトレーニング / 低回数・低頻度 / 骨密度 / 中高齢者 / 閉経
研究概要

骨粗鬆症予防の観点より、閉経後の中高年齢者に対するトレーニング効果に焦点をあてた研究はそれ程多くはなく、得られた結果も有効であった、コントロール群と変わらなかったなど結果は一貫していない。本研究では、若年女性の大腿骨頚部および腰椎に対して有効であった低頻度・低回数ジャンプトレーニングが、閉経後の女性中高年齢者に及ぼす効果を明らかにすることを目的とした。
長期間にわたるベッドレストなどによる不活動、宇宙などの低重量環境で骨量は減少する。一方で、身体活動が骨強度を高めるために有効であるということは、一般的に認知されている。運動などによる力学的負荷が骨に歪みを生み、この歪みに骨が適応し骨量が増すためである。しかし、水泳競技者の骨密度はバレーボールやバスケットボールを行なう者に比べ低く、一般人と同程度であるといわれている。そこで、本研究ではスイミングスクールに定期的に複数年間通っている閉経後の女性を被検者とした。
本研究の被検者身体的特徴は、同年代の全国平均値と比べ身長は同程度であるが体重が軽いことにある。Ca摂取量や一週間の平均歩数などは全国平均を上回る値であった。垂直跳高も全国平均を上回っていた。ジャンプトレーニング群とコントロール群の平均年齢はそれぞれ、60.1±6.3と59.7±5.7才であった。骨密度に関しては、ジャンプトレーニング群とコントロール群に大腿骨頚部、近位端部および腰椎(L2-4)に有意な差は認められなかった。また、骨形成マーカーとしてオステオカルシン、骨吸収マーカーとしてNTXを分析したが両群に有意な差は認められなかった。
本年9月にトレーニング1年後となる測定があり、低頻度・低回数ジャンプトレーニングの局所的なトレーニング効果が期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 歩数やカルシウム摂取量、垂直跳び高が骨密度に及ぼす影響-若年者と中高齢者を比較して-2006

    • 著者名/発表者名
      加藤 尊, 森 博康, 寺島 徹, 畠中 泰彦, 本田 亜紀子, 梅村 義久
    • 雑誌名

      体力科学 Japanese Journal of Physical Fitness and Sports Medicine 55・6

      ページ: 492

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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