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2006 年度 実績報告書

水泳基本動作と感覚情報のマッチングの横断的および縦断的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18500477
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛知教育大学

研究代表者

合屋 十四秋  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90109372)

研究分担者 野村 照夫  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (60189438)
松井 敦典  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40190384)
高木 英樹  筑波大学, 人間総合科学研究科, 助教授 (80226753)
キーワードけのび / 男女水泳初心者 / 水中フォースプレート / 画像解析 / 動作認識 / 練習効果
研究概要

本年度は大学生男女初心者13名を対象とし,けのびの練習前後の動き,力発揮および感覚の気づきなどがどのように変容していくのかを明らかにすることを目的とした。結果は以下のようにまとめることができた。
1)けのびによる到達距離は男子preが7.50±0.64mから8.50±0.93m,女子preがpre6.9±0.91mから8.1±1.52mと有意に増加した。初速度は,男子pre:が2.46±0.26m/sから2.58±0.16m/s,女子preが2.13±0.27m/sから2.34±0.20m/sと有意に増大した。
2)到達距離が最も大きかった男女の被検者は,リリース時と0.5sec時の重心移動速度の差を少なくし,水深30cm〜40cm付近を潜行していた。
3)接地時の腰関節角度はpreよりもpostの方が小さくなり,0.5時の腰関節角度は,preよりもpostの方が大きくなる傾向がみられた。すなわち,練習後は腰を深く曲げて接地し,壁を蹴った後にストリームライン姿勢をとって,重心移動速度の低下を抑えていた。
4)壁を蹴ってからリリースするまでの所要時間は,男女ともにpreよりpostの方が有意に増加した。また,到達距離と力積との間には男女ともに練習前後に有意な相関がみられた。従って,初心者は所要時間を長くすることによって,到達距離を増大させていることがわかった。
5)けのびの練習後,認識の「わかる」および習熟の「できる」の構成比は,男女ともに全体的に度合いが高まった。特に,変化が大きかった項目は,男子では,準備局面の「壁を蹴るときに全身が水の中に入っているか」と,主要局面の「腰が落ちたり,出たりしていないか」,女子では,準備局面の「肩で耳を挟むようにしているか」,接地局面の「壁を蹴るために「ため」をつくることができるか」,主要局面の「膝が曲がっていないか」,「顎が出ていないか」となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 大学生男女初心者のけのび動作における力発揮と認識の変容2006

    • 著者名/発表者名
      合屋十四秋ほか2名
    • 雑誌名

      スポーツ方法学研究 19

      ページ: 31-44

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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