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2008 年度 自己評価報告書

英国に残存する民俗フットボールの研究-存続意義とスポーツの近代化の過程の考察-

研究課題

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研究課題/領域番号 18500503
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関日本福祉大学

研究代表者

吉田 文久  名古屋短期大学, 保育科, 教授 (30191571)

研究期間 (年度) 2006 – 2009
キーワード民俗フットボール / 存続意義 / 担い手 / 多様性 / 変容
研究概要

本研究は、英国に残存する民俗フットボールの調査を通して、スポーツ史、スポーツ人類学において議論されてきた「伝統」と「近代化」の対立と共存という問題に一つの示唆を与えるとともに、近代スポーツを批判的に検討することにより、21世紀のスポーツのあり方を提示することを目的としている。そのための具体的な作業としては、
(1) まず、現時点で確認されている英国に残存する16箇所のうち13箇所(ゲーム開催日が重なるために4年間では調査しきれないため)のゲームを観戦し、資料収集にあたる。
(2) それらのゲームを整理する視点として、大きく(1)ゲームの成立(2)ゲームの発展過程(3)競技方法・内容(4)ゲームの社会的意味の4項目をもとに、それぞれに細目を設定した。
(3) 整理された内容から民俗フットボールの独自性、類似性を抽出し、その多様性について考察する。
(4) ゲームが残存してきた背景やそのプロセスを考察する。
とした。
文章化された資料が少なく、現地での資料収集がどれだけできるかが重要となるため、文献収集に加え、地元住民にインタビューし、できればアンケートができるまでの関係づくりに努めたい。また英国の民俗フットボール研究者との交流も図り、ゲーム理解に役立てたい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Investigation of Folk Investigation of FolkFootball Games Surviving in Scotland -Differences and Similarities-2009

    • 著者名/発表者名
      吉田文久
    • 雑誌名

      名古屋短期大学研究紀要 第47号

      ページ: 84-94

  • [学会発表] Investigation of the Folk Football Games Surviving inScotland -the differences andsimilarities-2007

    • 著者名/発表者名
      吉田文久
    • 学会等名
      国際体育・スポーツ史学会(ISHPES)国際スポーツ社会学会(ISSA)合同国際会議
    • 発表場所
      コペンハーゲン大学(デンマーク)
    • 年月日
      2007-08-01
  • [図書] スポーツ学の冒険(船井廣則, 松本芳明, 三井悦子, 竹谷和之)「英国スコットランドに残存する民俗フットボールについて~その独自性と類似性~」2009

    • 著者名/発表者名
      吉田文久
    • 総ページ数
      109-120
    • 出版者
      黎明書房

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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