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2007 年度 実績報告書

骨格筋萎縮における細胞外基質の役割-3次元細胞培養と廃用筋萎縮動物での検討

研究課題

研究課題/領域番号 18500538
研究機関名古屋大学

研究代表者

小池 晃彦  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 准教授 (90262906)

研究分担者 葛谷 雅文  名古屋大学, 医学部, 准教授 (10283441)
押田 芳治  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (10169295)
キーワード骨格筋 / 筋萎縮 / マトリックスメタロプロテアーゼ / 運動 / 細胞外基質
研究概要

本研究は、骨格筋におけるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)の役割を培養細胞およびラットモテルを用いて明らかにすることである。MMPは骨格筋においては恒常的に発現し、骨格筋細胞の分化において関与することが報告されているが、成熟骨格筋細胞などにおける役割は明らかになっていない。平成19年度の研究目的としては、筋萎縮モデルおよび抗加齢モデルとしてのカロリー制限や運動負荷での検討を挙げた。運動負荷は、水泳やトレッドミルで行い栄養的な介入を同時に行った。我々は、運動によるGlut-4発現の維持に低炭水化物食摂取が有効であることを発表した(Kubota, et. al.)。また、カロリー制限とトレッドミル運動が糖代謝を相乗的に改善する可能性を明らかにし、現在その機序についてインスリンクランプ法などを用い詳細に検討中である(川田ら第62回日本体力医学会にて発表)。坐骨神経切断による筋萎縮が糖代謝におよぼす影響については、その経時的な変化の解析よりインスリンシグナル伝達の変化を含む複数の機序で影響を与えている可能性を明らかにしつつある(川田ら第50回日本糖尿病学会大会にて発表)。秋間らとの共同研究では、片足サスペンション法を用い、筋肉萎縮が様々な骨格筋を制御する遺伝子や蛋白発現に与える影響を人で検討している。MMPの制御に関しては現在のところ発表に十分なデータを得られていないが、平成20年度においては上記モデルを用いた解析を集中的に行っていくことで、MMPの骨格筋での役割を明らかにしていく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Effects of continuous low-carbohydrate diet after long-term exercise on Glut-4 protein content in rat skeletal muscle2008

    • 著者名/発表者名
      M. Kubota, K.Koshinaka, Y. Kawata, T. Koike, Y. Oshida
    • 雑誌名

      Hormone and Metabolic Research 40

      ページ: 24-28

    • 査読あり
  • [学会発表] 片足サスペンション中の低頻度インターバルトレーニングが筋機能・形態に及ぼす影響2007

    • 著者名/発表者名
      秋間広、渡邊航平、白斯琴図雅、片山敬章、石田浩司、小池晃彦
    • 学会等名
      第62回日本体力医学会大会
    • 発表場所
      秋田・ノースアジア大学
    • 年月日
      2007-09-14
  • [学会発表] カロリー制限と運動負荷がラットの体重と副睾丸脂肪量に及ぼす影響2007

    • 著者名/発表者名
      川田裕樹、小池晃彦、久保田正和、押田芳治
    • 学会等名
      第62回日本体力医学会大会
    • 発表場所
      秋田・ノースアジア大学
    • 年月日
      2007-09-14
  • [学会発表] 坐骨神経切断による筋萎縮がin vivoにおける骨格筋への糖取り込みおよびインスリンシグナル分子に及ぼす影響2007

    • 著者名/発表者名
      川田裕樹、久保田正和、李萍、小池晃彦、押田芳治
    • 学会等名
      第50回日本糖尿病学会大会
    • 発表場所
      仙台・サンフェスタ
    • 年月日
      2007-05-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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