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2008 年度 実績報告書

転倒予防のための筋電図によるバイオフィードバックトレーニング法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18500542
研究機関大阪教育大学

研究代表者

西島 吉典  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60156073)

キーワード転倒予防 / 平地歩行 / 時間因子 / 円路 / 砂路面 / 筋電図法 / 坂道歩行 / 玉砂利
研究概要

★交付申請書に記した研究目的は、中高齢者の歩行筋電図波形を評価するデータベースを作成すること、およびフィードバックトレーニングのシステムを構築することであった。
★20年度の研究成果は、1)円路および坂道歩行における時間因子の左右差であり、これらは20歳前後の男性を対象に、平地歩行との比較において円路や坂道歩行における時間因子に関わる左右脚差をストライド時間、片足接地時間や踵着床テンポについて検討した。この結果、円路歩行においては、内傾側脚の時間因子が延長する傾向が明らかとなった。2)下肢筋活動ならびに動作から見た玉砂利および砂路面上での歩行特性については、平地歩行に比し軟路の歩行は膝関節伸展筋や股関節屈曲に関わる筋の活動を有意に高めることを明らかとした。中高齢者のデータと対照するための健常な青年におけるデータとして、まずは歩行時の両脚の時間因子の偏向要因や、筋放電パターンを変動させ筋放電量を増減させる因子がいかなるものであるかを明らかとした。この結果は、転倒予防の対応が求められる対象者に自らの筋の作用を変更させるために験者側がどのように指示すべきかの具体的内容を導き、フィードバックトレーニングの基礎的知見として有用な内容である。
今後は、青年女子のデータを得て性差を検討するとともに高齢者男女のデータとの差違を明らかにする計画である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 円路および坂道歩行における時間因子の左右差2008

    • 著者名/発表者名
      西島吉典, 吉澤正尹, 他6名
    • 雑誌名

      ウォーキング研究 12

      ページ: 155-160

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 下肢筋活動ならびに動作から見た玉砂利および砂路面上での歩行特性2008

    • 著者名/発表者名
      加藤達雄, 西島吉典, 吉澤正尹, 他4名
    • 雑誌名

      ウォーキング研究 12

      ページ: 147-153

    • 査読あり
  • [学会発表] 円路および坂道歩行における時間因子の左右差2008

    • 著者名/発表者名
      西島吉典, 吉澤正尹, 他6名
    • 学会等名
      第12回日本ウォーキング学会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2008-06-29
  • [学会発表] 下肢筋活動ならびに動作から見た玉砂利および砂路面上での歩行特性2008

    • 著者名/発表者名
      加藤達雄, 西島吉典, 吉澤正尹, 他4名
    • 学会等名
      第12回日本ウォーキング学会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2008-06-29

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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