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2008 年度 実績報告書

メタボリックシンドロームに対する効果的な運動療法支援法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18500544
研究機関神戸大学

研究代表者

塩谷 英之  神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (00294231)

研究分担者 宮脇 郁子  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
キーワード運動療法 / メタボリックシンドローム
研究概要

職員健診を受診した者の内メタボリックシンドローム該当者・予備群15名を対象に参加者15名を、定期的に支援する「積極的支援群」(A群;n=6)と初回の動機付け支援のみを行う「非積極的支援群」(8群;n=9)に無作為に振り分け、3ヶ月間の実施後に、介入前後で評価・検討を行った。
なお積極的支援群においては特に運動量の増加を冒指し、以下のような支援法を施行した。
1.介入前に体力測定を行い、3ヵ月後に体力が増強することをも目標とした。
2.万歩計を配布し、毎賃の歩数をセルフモニタリングし、2週間ごとに担当スタッフがアドバイスを行った。(結果)A群では開始時に比較して、3ヵ月後に、メタボリックシンドローム判定のための検査項目腹囲および中性脂肪の有意な減少が認められた。一方非積極的支援群ではすべての項目で変化は認められなかった。また積極的介入群においては上記の指標のみならず、総コレステロール、LDLコレステロール、γ-GTが有意に改善した。(結論)積極的介入群と非介入群では介入群に有意な改善がみられた。特に運動実践への取り組みが積極的であったと感じられる。非介入群においても生活習慣改善に積極的に取り組まれていた被験者も多くいたが、実際の効果をだすためには定期的に専門スタッフが実践状況を確認し、その都度適切なアドバイスを行うことがモチベーションの維持、的確な行動目標設定には重要であると考えられる。今回の検討で、メタボッリクシンドローム患者に積極的介入を行い、歩数を増やし、体力増強を図ることにより腹囲、中性脂肪等の指標は比較的短期間に改善する事が明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Effects of 'Suwaisyo', an oriental exercise, on heart rate variability and ambulatory blood pressure in healthy young subjects.2008

    • 著者名/発表者名
      Umegaki Y, Shiotani H, et al.
    • 雑誌名

      Bulletin of Health Sciences Kobe 24

      ページ: 13-22

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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