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2007 年度 実績報告書

70歳高齢者の体力と日常生活動作遂行能力の加歯変化への身体活動量の影響

研究課題

研究課題/領域番号 18500549
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

吉武 裕  鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (00136334)

研究分担者 宮崎 秀夫  新潟大学, 医歯学総合, 教授 (00157629)
木村 靖夫  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (90063768)
田中 宏暁  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (00078544)
前田 明  鹿屋体育大学, アドミッションセンター, 教授 (40264543)
キーワード老化 / 体力 / 身体活動 / 筋力
研究概要

加齢に伴う体力の低下は周知されているが,高齢になっても体力を測定する意欲に,健康寿命を延伸する要因があると推察する。体力測定が単に体力の加齢変化を示すのみではなく,実施状況を示すことで,対象者の意向を数量化できると仮定した。本研究では,70歳時と79歳時検診において,体力測定実施率を項目別に明らかにし,さらに,79歳時に1項目のみを測定したものと全項目を測定したものの体力を,70歳時の測定値とともに比較検討した。本研究の目的は,体力測定実施状況を明らかにすることにより,体力の加齢変化に関する基礎資料を得る試みである。
その結果、高齢者は加齢に伴い体力測定を回避していることが伺われ,男性よりも女性において顕著であった。体力測定を実施している総数が,平成11年度に593名であったものが,平成19年度に366名であることからも,体力測定を実施できること自体にバイアスがかかっていることが推察される。79歳時においては,男女とも全項目測定している対象者が,握力のみを測定している対象者よりも有意に高値であったが,70歳時において両者に差はみられなかった。握力のみを測定した対象者は,握力の低下率が,全項目実施の対象者よりも高いことが明らかになった。また,握力のみを測定した対象者は,自己の体力の低下を自覚し,測定による事故の危険性を回避した対象者とも推察される。このような対象者が,測定項目を減らした時期や,その後の体力の加齢変化,またADLや日常身体活動量など,多面的な検討が必要であると考える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 地方都市在住高齢者における日常生活での歩数と体力との関係2008

    • 著者名/発表者名
      永山 寛, 他
    • 雑誌名

      体力科学 57

      ページ: 151-162

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 健康寿命と体力2007

    • 著者名/発表者名
      吉武 裕、島田美恵子
    • 雑誌名

      総合リハビリテーション 35

      ページ: 1449-1455

    • 査読あり
  • [学会発表] 体力と口腔微生物総叢との関係2007

    • 著者名/発表者名
      泉福 英信, 他
    • 学会等名
      第62回日本体力医学会大会
    • 発表場所
      秋田市ノースアジア大学
    • 年月日
      2007-09-14

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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