• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

メタボリックシンドロームへの介入効果に及ぼす遺伝的・心理的個体差についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 18500555
研究種目

基盤研究(C)

研究機関北海道医療大学

研究代表者

辻 昌宏  北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 教授 (70364271)

研究分担者 井出 肇  北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 教授 (70002136)
斉藤 昌之  天使大学, 看護栄養学研究科, 教授 (80036441)
大野 秀樹  杏林大学, 医学部, 教授 (00133819)
山口 敦子  天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (50326617)
坂野 雄二  北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (10134339)
キーワードメタボリックシンドローム / 内臓脂肪 / 脂質代謝 / アディポサイトカイン
研究概要

1.体組成計での内臓脂肪量の推定
本研究におけるメタボリックシンドローム(MS)に対する介入効果を判定する基礎的な検討として、体組成計で測定した体幹部脂肪量と一般的に基準とされている、CTスキャン(FatScanにより処理)で測定した内臓脂肪量および腹囲測定値との相関性を検討した。
体幹部脂肪量とCTでの内臓脂肪量とはr=0.915(p<0.0001)であり(男女合計)、腹囲とは男性でr=0.86(p<0.0001)、女性でr=0.85(p<0.0001)と共に有意な相関が得られた。
2.健診におけるMSの頻度
本研究対象となるMS該当者の出現頻度を健診対象者で検討した。
本研究に対し同意が得られた健診受診者226名(男性146名、女性80名)、平均年齢50.5±12.0歳におけるMS該当者の頻度は男性19.9%(29名)、女性2.5%(2名)であった。女性のMS該当者の頻度が極めて少ないため以下の検討は男女合わせて行った。
3.脂質代謝関連因子とMSとの関連
高感度CRP(hsCRP)、apoB48、apoB(total)、RLPコレステロール(ch)、small dense LDL(sdLDL)、酸化LDLを測定し、MSの構成要素である腹囲、脂質異常、血圧異常、血糖異常の4項目の集積度による順位相関を検討した。MS構成項目増加と有意な関連をもって増加した測定値は、hsCRP(p<0.0001)、apoB48(p<0.0001)、apoB(p<0.005)、RLPch(p<0.0001)、sdLDL(p<0.0001)であった。
4.アディポサイトカインとMSとの関連
Adiponectine、TNF-α、LeptinとMS構成項目との関連を検討した。MS構成項目増加に伴いAdiponectinは順位相関で有意な減少(p<0.0001)を示し、Leptinは有意な増加(p<0.0001)を示した。

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi