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2007 年度 実績報告書

メタボリックシンドロームへの介入効果に及ぼす遺伝的・心理的個体差についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 18500555
研究機関北海道医療大学

研究代表者

辻 昌宏  北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 教授 (70364271)

研究分担者 井出 肇  北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 教授 (70002136)
斉藤 昌之  天使大学, 看護栄養学研究科, 教授 (80036441)
大野 秀樹  杏林大学, 医学部, 教授 (00133819)
山口 敦子  天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (50326617)
坂野 雄二  北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (10134339)
キーワードメタボリックシンドローム / 脂質代謝 / アディポネクチン / 高感度CRP / アポリポ蛋白B48
研究概要

1.メタボリックシンドロームの有無による脂肪代謝関連因子(高感度CRP、アポリポ蛋白B48、adiponectine)を比較検討した(Mann-Whitney検定)。
高感度CRPは、メタボリックシンドローム群(30例)で1.0mg/lに対し非メタボリックシンドローム群(190例)で0.5mg/lとMS群で有意(pく0.0005)に高値を示した。同様にアポリポ蛋白B48では、MS群(31例)62μg/mlに対し非MS群(195例)では3.7μg/mlとMS群で有意(pく0.005)な高値が認められた。adiponectineでは、MS群(31例)で6.1μg/mlに対し非MS群(195例)では、8.7ug/mlと有意(pく0.001)な低下が認められた。食事由来のアポリポ蛋白であるアポB48がMSの有無に有意に関与していることが示唆された。
2.メタボリックシンドロームの4診断項目(ウエスト径、脂質、血圧、空腹時血糖)の異常重積数による脂肪代謝関連因子の変化
MSの危険因子の重積に伴う脂肪代謝関連因子の変化をKruskal-Wallis検定を用いて検討した。危険因子数0(82例)、1(67例)、2(44例)、3以上(33例)に分けて検討した。高感度CRPではそれぞれ0.4、0.5、0.7、1.0(mg/l)であり、アポB48では2.7、3.6、5.6、6.3(μg/ml)とそれぞれ有意(p<0.0001)に増加を示した。adiponectineでは、9.8、8.1、7.4、6.3と有意(p<0.0001)な減少が認められた。
3.ウエスト径以外の危険因子の重積と脂肪代謝関連因子の変化
ウエスト径以外の危険因子が重積することによりアポB48(p<0.0001)でも高感度CRP(pく0.05)でも有意な増加が示された。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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