研究課題/領域番号 |
18500556
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
田中 逸 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40276499)
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研究分担者 |
内野 泰 順天堂大学, 医学部, 講師 (60338332)
田村 好史 順天堂大学, 医学部, 助手 (80420834)
河盛 隆造 順天堂大学, 医学部, 教授 (00116021)
前田 士郎 独立行政法理化学研究所, チームリーダー (50314159)
形本 静夫 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50053343)
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キーワード | 内科 / 糖尿病 / 生活習慣病 / 栄養学 / 運動指導 |
研究概要 |
1.メタボリックシンドロームの診断基準に該当する30-40歳代で体格指数(BMI)が30kg/m2以上を呈する男性19例を対象として、週1回の定期的な来院スケジュールで栄養指導(25〜28kcal/kg)と運動指導(150〜200kcal/day)を3ヶ月間継続した。この介入前後で、経口ブドウ糖負荷試験(75g-OGTT)による耐糖能とインスリン分泌量、1H-MRSによる骨格筋と肝臓の細胞内脂肪量、ガス希釈法による体脂肪率、腹部MRIによる内臓脂肪量、栄養士の聞き取り法による栄養バランスと栄養摂取量、メモリー付加速度計による日内身体活動度をそれぞれ評価した。またインスリン抵抗性はグルコースクランプ法に経口ブドイウ糖負荷を併用した生理学的検査法により評価した。3ヶ月間の介入により、平均6〜8%の体重が減少したが運動量には変化はなかった。また糖・脂質代謝、血圧などの動脈硬化のリスクファクターはいずれも有意な改善を認めた。また75g-OGTTとグルコースクランプ法によるインスリン抵抗性も明らかな改善を認めた。 2.低線量CTを用いた腹部内臓脂肪量の新しい定量評価法の開発に着手した。従来はMRIを用いた方法で測定していたが、より短時間により詳細に評価すべくシステムを構築中である。 3.メタボリックシンドロームの感受性遺伝子の探索目的で、メタボリックシンドローム該当例、非肥満糖尿病例、非肥満健常例を中心に遺伝子解析用血液検体を採取中である。これまで約300例の検体採取とDNA抽出を終了した。
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