研究課題
基盤研究(C)
経口ブドウ糖負荷を併用したグルコースクランプ法、1H-MRSによる脂肪肝定量評価法、上下腹部CTスキャンによる全腹腔内臓脂肪体積評価法を用いて、メタボリックシンドロームを呈する肥満例への25~28kcalの食事指導と150~170の運動指導の効果を検討すると、内臓脂肪量が変化する前に脂肪肝が減少すること、その時点で脂肪細胞由来の液性因子には有意な変動がないこと、脂肪肝が減少すれば有意な内臓脂肪減少がなくても肝臓のインスリン抵抗性は著明に改善することが明らかになった。従って、生活習慣改善の直接的な効果は脂肪肝減少にあり、それは現体重の3~6%程度の体重減少をもたらす食事と運動の指導でも効果があると考えられ、今後は脂肪肝減少に焦点を当てた生活指導の方法確立が必要と思われる。
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