研究概要 |
対象(現在測定を終えた人数) Patient群:運動の可能な運動習慣のない生活習慣病患者:12名 Control群:運動習慣のない健康な成人男性(Patient群と年齢を一致):8名 方法: 測定1.運動の急性効果の測定 自転車エルゴメータによる症候限界性多段階運動負荷試験を施行し、最大酸素摂取量を推定した.その結果をもとに50%VO2peak強度で自転車エルゴメータによる一定水準負荷運動30分間を行い、運動の前、運動終了直後、7分後、15分後に以下の測定を行った。 血液検査項目 酸化ストレスの測定:Free Radical Analytical System : FRAS(AITEC社製)を用いた。 d-ROMs test : Reactive Oxygen Metabolites test法 BAPテスト(Biological Antioxidant Potential) 上記測定で得られたフリーラジカルレベルと抗酸化力の比を酸化ストレスとした。 他の酸化ストレス指標の測定:血中Malondialdehyde LDL(酸化LDL) その他:末梢血一般、AST, ALT,γGTP,尿素窒素、クレアチニン、尿酸、Na、K、Cl、血糖、HbA1c,総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、血清鉄、高分子アディポネクチン 被験者は現在3ヶ月間の運動トレーニング中であり、3ヵ月後の運動の長期的効果の測定はまだ行っていない.3ヶ月間運動トレーニングの脱落者が多く、被験者が集まりにくく目標人数に達していない.来年度はスポーツクラブの施設使用料金を研究者側で負担することとして、被験者を再募集し、症例数を増やしていく方針である.
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