研究概要 |
もみがらから粗酵素(RPO)の抽出精製, 濃縮の検討を行った。初期の濃縮は, イソプルパノールを用いると簡便ではあるが収率が低くなるため, 硫安を用いることとした。精製は硫安分画, イオンクロマト, ゲルろ過の3段階処理を行うことで, 比活性が増大することが分かった。また, 色素の退色反応特性や反応の活性化について検討を行い, 退色反応の際, RPO単独では有色の反応生成物が退色反応後に残存するのに対してRPO-過炭酸ナトリウムでは可視光領域の吸収が全て消失し, 可視光に吸収を有する反応生成物が残存しないことが明らかになった。
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