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2009 年度 実績報告書

特別支援教育を成功させるための家庭科学習プログラムの開発-家庭との連携による-

研究課題

研究課題/領域番号 18500575
研究機関広島大学

研究代表者

伊藤 圭子  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50184651)

キーワード家庭科学習プログラム / 特別支援教育 / 家庭科と家庭との連携
研究概要

本研究は、障害児も非障害児も共に学習効果が高まる家庭科を目指した新しい家庭科学習プログラムを開発することを目的としており、本年度は次のことを実施した。
1. 前年度の分析結果を日本家庭科教育学会第52回大会において発表した。
2. 前年度に開発した特別支援教育における家庭科学習プログラムを検証するため、特別な配慮を要する子どもが在籍する5年生の学級を対象として、授業実践を行った。前年度に開発した家庭科学習を支援するツールは、特別な配慮を要する子どもの特徴に応じて修正のうえ作成した。具体的には、知識習得の手がかりツールとして替え歌、食品カードゲーム等、実践を助ける手がかりツールとして食物分類ポスター、食事チェック表等を開発した。さらに、アニメキャラクターを設定して授業を行うことにより具体的場面を想定できるようにした。その結果、特別な配慮を要する子どもの3食の食品群テストにおける正解率は授業前約6割であったが授業後全問正解となり、6つの食品群テスト正解率は授業前約6割であったが授業後約9割となった。
3. 上記で検討した結果を踏まえて、特別支援教育を成功させるための家庭と連携した家庭科学習プログラムを開発した。さらに特別支援教育における家庭科の教師に対する指導用の手引き表を実習学習、理論学習に区分して作成した。4.研究成果を踏まえて、報告書を作成した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 小学校家庭科の栄養教育における家庭との連携の可能性2009

    • 著者名/発表者名
      伊藤圭子・中島祥子
    • 雑誌名

      広島大学大学院教育学研究科紀要 第一部 58巻

      ページ: 81-88

  • [学会発表] 生活への活用を促す小学校家庭科における栄養教育の開発(第1報)-食物選択支援ツールの有効性-2009

    • 著者名/発表者名
      伊藤圭子・中島祥子・石田浩子・山本奈美
    • 学会等名
      第52回日本家庭科教育学会
    • 発表場所
      北海道教育大学
    • 年月日
      2009-06-27
  • [学会発表] 生活への活用を促す小学校家庭科における栄養教育の開発(第2報)-保護者の関わり方に着日して-2009

    • 著者名/発表者名
      山本奈美・伊藤圭子・中島祥子・石田浩子
    • 学会等名
      第52回日本家庭科教育学会
    • 発表場所
      北海道教育大学
    • 年月日
      2009-06-27

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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