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2008 年度 実績報告書

ライフスタイルの多様化に対応した地域再生のための住生活力育成プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 18500578
研究機関大分大学

研究代表者

久保 加津代  大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (50214987)

研究分担者 曲田 清維  愛媛大学, 教育学部, 教授 (00116972)
キーワード住生活力 / ライフスタイル / 地域再生 / 居住政策 / シングル / 郊外住宅地 / 住教育 / 住情報
研究概要

Iこの研究全体の目的は,地域再生のための住み手の住生活力育成のプログラムを提案することである。具体的には,ライフスタイルの多様化への対応を軸に調査・研究を深め,地域再生のために住生活力育成・市民参加型学習プログラムを完成することである。
II当該(平成20)年度には,前2ヶ年度にわたって実施してきた調査結果をまとめるとともに,これらをふまえて,具体的に市民参加型の学習プログラムを構想・実施し,ワークショップによる検証を経て,受講者による事後評価を得た。
(1)教材準備と講義生活基本法で,積極的に民間活力の導入が論じられるようになり,多様なライフスタイルに対応した住まい方に関する議論が深まり,多くの事例がみられるようになってきた。しかし,いろいろな制度をふくめて情勢が急速に変容しているので,それらの正確な情報を入手するのも困難な状況である。そこで,高齢期の多様な住まい方について,ガイドブックを作成し,パワーポイントによる映像を活用して講義を行い,高齢期の住まい方についてワークショップを実施した。
(2)ワークショップキーワード「シニアタウン」「一戸建てコーポラティブ」「コレクティブハウジング」を抽出し,4〜5名のグループに分かれて,それぞれ「よいところ」「こうしたいところ」をKJ法でまとめ,プレゼンテーションをした。多くの具体的な事例を学び,語り合い,ワークショップのかたちで深め合い,表現することによって,共生的な地域づくり,ソシャルミックスの地域再生視点を育むことができた。ライフスタイルをデザインする力(だれとどこにどのように住まうか)を軸とする住生活力育成のプロセスである。こうした活動を,学校教育はもちろんのこと,地域やいろいろなグループのなかに広げていけたらとねがっている。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 大分市における住宅団地の開発と高齢化2009

    • 著者名/発表者名
      土居晴洋, 久保加津代, 板井美奈
    • 雑誌名

      大分大学教育福祉科学部研究紀要 31-1

      ページ: 13-30

  • [雑誌論文] 大規模共用施設を持つ戸建て住宅地の居住者評価からみた利用の実態と課題2008

    • 著者名/発表者名
      西戸啓陽, 齋藤広子, 曲田清維
    • 雑誌名

      日本建築学会住宅系研究論文報告集

      ページ: 25-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 地方都市の郊外住宅地の研究-共用施設と住環境の評価-2008

    • 著者名/発表者名
      曲田清維, 大森麻衣子, 廣田真理子
    • 雑誌名

      愛媛大学教育学部紀要 55

      ページ: 199-213

  • [雑誌論文] シングル女性の住宅事情に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      久保加津代
    • 雑誌名

      大分大学教育福祉科学部研究紀要 30-2

      ページ: 103-112

  • [学会発表] シングル女性の居住実態と居住ニーズ-福岡市-2008

    • 著者名/発表者名
      久保加津代, 永松由教
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-18
  • [学会発表] 戸建て住宅地における大規模共用施設の利用・運営実態と居住者の評価2008

    • 著者名/発表者名
      西戸啓陽, 齋藤広子, 曲田清維
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-18

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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