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2007 年度 実績報告書

共働き世帯と非共働き世帯の夫妻のタイムプレッシャ

研究課題

研究課題/領域番号 18500595
研究機関広島大学

研究代表者

平田 道憲  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30111660)

キーワード生活時間 / 共働き / 夫妻 / 家族成員 / タイムプレッシャ
研究概要

総務省統計局が実施した2001年社会生活基本調査の調査結果を用いて,夫妻のタイムプレッシャを分析した。タイムプレッシャとして,次の二つのタイプを考えた。一つは,一日のタイムプレッシャであり,行動別の時間配分からとらえた。もう一つは,特定の時間帯におけるタイムプレッシャであり,起床時刻,就寝時刻,仕事からの帰宅時刻に関連するタイムプレッシャを分析した。共働きか否かおよび家族類型によって比較した。主な研究成果は次のとおりである。
1.夫は職業労働により,無職の妻は家事労働により,共働きの妻は職業労働と家事労働の二重負担によりタイムプレッシャを受けている。とくに共働きの妻の二種類の労働による二重負担は平日に10時間を超えている。
2.起床時刻は,共働きの妻がもっとも早く,次いで無職の妻,夫の順になっている。起床後2時間の生活時間の分析によって,二種類の労働の二重負担による共働きの妻の,起床から出勤までのタイムプレッシャの要因が明らかになっている。
3.妻より夫の帰宅時刻が遅いことは予想どおりであるが,10歳未満の子どものいる夫の帰宅時刻はもっとも遅く,同じ10歳未満の子どものいる妻の帰宅時刻はもっとも早い。
昨年度および今年度の研究成果をふまえ,最終年度となる来年度は,夫と無職の妻のタイムプレッシャならびにタイムプレッシャの曜日による相違についてさらに検討し,成果をまとめたいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 共働き世帯と非共働き世帯の夫妻のワーク時間の時系列変化2007

    • 著者名/発表者名
      平田道憲
    • 雑誌名

      広島大学大学院教育学研究科紀要第二部 56号

      ページ: 298-302

  • [学会発表] The Difference in Time Pressure between Husbands and Wives in Japan2007

    • 著者名/発表者名
      Michinori Hirata
    • 学会等名
      International Association for Time Use Research
    • 発表場所
      Washington, DC
    • 年月日
      2007-10-18

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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