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2007 年度 実績報告書

粉末緑茶の摂取と運動療法による閉経後骨粗鬆症予防効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18500631
研究機関岐阜女子大学

研究代表者

長谷川 昇  岐阜女子大学, 家政学部, 教授 (10156317)

研究分担者 望月 美也子  岐阜女子大学, 家政学部, 助手 (20367858)
キーワード粉末緑茶 / カテキン / 更年期 / 骨訴訟症 / 運動負荷
研究概要

研究の目的:
骨粗鬆症とは「骨折リスクを増すような骨強度上の問題を既に持っている人に起こる骨格の疾患」と定義され、発症する前の予防が重要なキーワードと考える。そこで、本研究では、(-)epigallocatechin-3-gallate(EGCG)を多量に含む粉末緑茶を摂取させ、さらに、骨へのカルシウムの沈着を促すための運動療法を組み合わせて行うことにより、「粉末緑茶の摂取と運動療法による閉経後骨粗鬆症予防効果」を明らかにすることを目的とする。本年度は、骨芽細胞を培養し、細胞の機能に対する、EGCGの作用を明らかにすることを目的とした。
19年度の研究実績の概要
1.破骨細胞活性に及ぼす影響の検討マクロファージ様細胞株RAW264.7細胞をDMEM培地を用いて培養した。その後、EGCGを含むreceptor activator of NF-κBligand(s RANKL)入りα-MEM培地で分化誘導させた。酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ(TRAP)の染色行い、TRAP陽性破骨細胞数の染色の強さと1個当たり面積を測定した。
その結果、EGCGの濃度依存的にTRAP陽性細胞数の減少が認められた。
2.破骨細胞機能に及ぼす影響破骨細胞活性アッセイ用基質プレート(OAASTM)を用いて骨吸収孔を形成させ、骨吸収孔数を数えた。その結果、EGCGの濃度依存的に骨吸収孔数の減少が認められた。
以上の事実から、EGCGの破骨細胞陽性細胞形成における濃度依存的な抑制作用が明らかとなり、EGCGが骨粗鬆症の予防効果につながる可能性が示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 持久的トレーニングと緑茶カテキン投与が更年期モデルラットの体組成に及ぼす影響2008

    • 著者名/発表者名
      望月 美也子、長谷川 昇
    • 学会等名
      日本薬学会第128年回
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2008-03-27

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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