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2006 年度 実績報告書

エキストラバージンオリーブ油の栄養機能特性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18500633
研究種目

基盤研究(C)

研究機関神戸女子大学

研究代表者

狩野 百合子  神戸女子大学, 家政学部, 教授 (40203682)

研究分担者 河田 照雄  京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10177701)
キーワードエキストラバージンオリーブ油 / ポリフェノール / オレウロペイン / オレウロペインアグリコン / カテコラミン / UCP1 / 脂質代謝 / 体熱産生
研究概要

エキストラバージンオリーブ油の脂質代謝(体熱産生)への影響について調べた。
In vivo : A ショートニング、ラードあるいはエキストラバージンオリーブ油を30%含む実験食を28日間ペアーフィーディングで投与したラットのUCP(Uncoupling protein)及びカテコラミン分泌量について調べた。
B 精製オリーブ油、エキストラバージンオリーブ油あるいはコーン油を30%含む実験食を28日間ペアーフィーディングで投与したラットのUCP及びカテコラミン分泌量について調べた。
C ショートニングを30%含む実験食にオレウロペインを0.1%、0.2%あるいは0.4%添加してラットに28日間ペアーフィーディングで投与し、UCP及びカテコラミン分泌量について調べた。
In situ : A エキストラバージンオリーブ油から抽出した微量成分(ポリフェノール画分)投与によるカテコラミン分泌量について調べた。
B エキストラバージンオリーブ油中ポリフェノールのヒドロキシチロソール、チロソール、バニリン酸、シリンジ酸、フェルラ酸、オレウロペイン、オレウロペインアグリコン等の投与によるカテコラミン分泌量について調べた。
In vivoの実験から、エキストラバージンオリーブ油は他の油脂と比較してUCP1及びカテコラミン分泌量を有意に増加させ、特に実験食へのオレウロペイン添加によってUCP1及びカテコラミン分泌量を有意に増加させて体熱産生を促進することが示された。In situの実験から、ポリフェノール画分、オレウロペイン及びオレウロペインアグリコンは投与量依存的にカテコラミン分泌量を増加させ、又オレウロペインアグリコンはオレウロペインに比べカテコラミン分泌活性が10倍以上高いことも示された。
以上の結果より、エキストラバージンオリーブ油中オレウロペイン及びオレウロペインアグリコンはUCP1及びカテコラミン分泌量を増加させ、体熱産生を促進させることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Extra virgin olive oil increases uncoupling protein 1 content in brown adipose tissue and enhances noradrenaline and adrenaline secretion in rats.

    • 著者名/発表者名
      Yuriko Oi-Kano, Teruo Kawada, Tatsuo Watanabe, Fumihiro Koyama, Kenichi Watanabe, Reijirou Senbongi, Kazuo Iwai
    • 雑誌名

      Journal of Nutritional Biochemistry. (In Press)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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