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2009 年度 実績報告書

発芽玄米の日常的な長期摂取は人々の健康にどのように影響するか

研究課題

研究課題/領域番号 18500643
研究機関長野県短期大学

研究代表者

中澤 弥子  長野県短期大学, 生活科学科, 准教授 (50320932)

キーワード食習慣 / 発芽玄米 / 健康
研究概要

本年度には、長期摂取者を対象とする調査データの分析、発芽玄米の食べ方に関する地域の取り組みについての調査、学校給食での発芽玄米の利用に関する調査を柱として行った。以下に今年度の主な成果を記す。
(1)長期摂取者を対象とする発芽玄米の摂取状況と食生活・健康に関する調査において、基本健康診査の結果が得られた回答者数は53人(男性12名、女性41名)、平均年齢69.5±6.3歳であった。発芽玄米の摂取期間は5年以上が33人で62.3%を占め、摂取頻度は「ほとんど毎日食べる」者が40人で75.5%を占めた。発芽玄米入りのご飯としては、白米4:発芽玄米1または白米3:発芽玄米1で摂取している対象が7割近くを占め、基本健康診査の結果では、最低血圧の減少傾向、総コレステロールの減少傾向が認められた。
(2)発芽玄米入り米飯給食に取り組んでいる長野県内2つの中学校(公立A校、私立B校)の学校栄養士または栄養教諭を対象とする聞き取り調査と、全校生徒を対象とするアンケート調査を行った。その結果、発芽玄米入りの米飯給食がA中学では週4~5回、B中学では週4回出されており、混入割合は、A中学が10%、B中学が10.5%で、いずれも一人分使用量は発芽玄米10gであった。アンケート調査の結果、回答数は、欠席者を除くA校329人(調査時在籍者数:354人)、私立B校332人(調査時在籍者数:341人)であり、発芽玄米入りご飯に対する嗜好は「好き」が39.5%、「好きでもきらいでもない」が52.2%、「きらい」が8.3%であった。給食の発芽亥米入りご飯を食べるようになってから、体調が変わったと思うことがあるかという問いに「よい変化を感じた」と回答した生徒はわずか36人(5.4%)だった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 発芽玄米の長期摂取が健康に及ぼす影響松本市梓川地区住民を対象とするアンケート調査2009

    • 著者名/発表者名
      中澤弥子
    • 学会等名
      日本調理科学会平成21年度大会
    • 発表場所
      同志社女子大学(京都)
    • 年月日
      2009-08-28
  • [備考]

    • URL

      http://www.k3.dion.ne.jp/~nakazawa/hiroko/index.html

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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