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2006 年度 実績報告書

小学校・中学校理科におけるマイクロスケール実験教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18500650
研究種目

基盤研究(C)

研究機関群馬大学

研究代表者

中川 徹夫  群馬大学, 教育学部, 助教授 (70312866)

研究分担者 吉國 忠亜  群馬大学, 教育学部, 教授 (70220613)
キーワードマイクロスケール実験 / 小学校理科 / 中学校理科 / 水溶液 / 溶解度 / 酸 / アルカリ / 化学教材
研究概要

研究課題「小学校・中学校理科におけるマイクロスケール実験教材の開発」に関する本年度の研究実績は,以下の通りである.
1.国内外の学会等におけるマイクロスケール実験に関する情報を収集した.日本理科教育学会全国大会(奈良)や化学教育国際会議(ソウル,韓国)に参加して,マイクロスケール実験に関する最新の情報を入手し,研究の動向の把握に努めた.
2.小学校第5学年理科「物の溶けかた」に関するマイクロスケール実験に関して,研究を進展させた.その結果,通常実験と比較して,試薬の量は1/5,実験時間は1/4に短縮できることを明らかにした.さらに,この内容を,群馬県下の第5学年児童を対象として授業実践を行い,有効性を明らかにした.研究成果は,「理科教室」,「理科の教育」や「群馬大学教科教育学研究」に発表した.
3.小学校第6学年理科「水溶液の性質」に関するマイクロスケール実験に関して,研究を進展させた.その結果,通常実験と比較して,試薬の量は1/5,実験時間は1/4に短縮できることを明らかにした.さらに,この内容を,群馬県下の第6学年児童を対象として授業実践を行い,有効性を明らかにした.
4.群馬県下の小学校や中学校教員に,マイクロスケール実験を紹介した.マイクロスケール実験に関して既知の教員は僅少であった.しかし,ほとんどの教員が,マイクロスケール実験の長所を認め,将来,授業でマイクロスケール実験を取り入れたいという意向を示した.
以上のように,平成18年度に関しては,主として,小学校理科におけるマイクロスケール実験の研究(教材開発並びに授業実践)に従事してきた.平成19年度には,主として中学校理科におけるマイクロスケール実験に関する研究に取り組む予定である.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 教員養成系学生および小学校・中学校理科教員に対するマイクロスケール実験の紹介2007

    • 著者名/発表者名
      中川徹夫
    • 雑誌名

      日本科学教育学会研究会研究報告 21巻4号

      ページ: 31-36

  • [雑誌論文] 理科授業における教師の専門性と実践力向上を目指したマイクロスケール実験教材2007

    • 著者名/発表者名
      中川徹夫
    • 雑誌名

      群馬大学教科教育学研究 6号

      ページ: 89-96

  • [雑誌論文] マイクロスケール実験を用いた小学校理科「ホウ酸・ミョウバン・食塩の水に対する溶解性」の関する授業実践2007

    • 著者名/発表者名
      須藤紫野
    • 雑誌名

      群馬大学教科教育学研究 6号

      ページ: 21-26

  • [雑誌論文] 「物の溶け方」に関するマイクロスケール実験2006

    • 著者名/発表者名
      中川徹夫
    • 雑誌名

      理科教室 49巻・6号

      ページ: 40-43

  • [雑誌論文] 「小学校理科 ホウ酸・ミョウバン・食塩の水に対する溶解性」に関するマイクロスケール実験2006

    • 著者名/発表者名
      中川徹夫
    • 雑誌名

      理科の教育 55巻9号

      ページ: 634-637

  • [雑誌論文] 中学校理科におけるマイクロスケール実験-水溶液の液性(酸性,中性,アルカリ性)の識別-2006

    • 著者名/発表者名
      中川徹夫
    • 雑誌名

      理科の教育 55巻10号

      ページ: 698-701

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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