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2008 年度 実績報告書

環境学習の場としての里地ビオトープの開発およびその教育的活用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500667
研究機関広島大学

研究代表者

竹下 俊治  広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (90236456)

研究分担者 古賀 信吉  広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (30240873)
山崎 博史  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70294494)
キーワード環境教育 / ビオトープ / 里地 / 教材開発 / 学習プログラム
研究概要

本年度は,前年度に引き続き環境データの収集を行った。竹下が生物について,古賀が物理・化学的要因について,山崎が地形や地質について担当した。蓄積されたデータは「里地ビオトープ環境マップ(仮称)」として整備しているところである。また,各々の環境学習に対応したフィールドを「サテライトビオトープ(仮称)」として捉え,里地ビオトープのエコミュージアム的な活用について検討した。その結果,個々のサテライトビオトープでの学習材や学習プログラムの充実とサテライト間を有機的にリンクさせる仕組みの構築が不可欠であるとの結論を得た。以上のデータや検討結果を基盤に,人間活動によって維持されている自然を題材にした環境学習プログラムの作成を開始した。本研究で扱っているフィールドは,人手により環境に多様性が生じ,その結果として生物の多様性が維持されることを学ぶのに適している。プログラムの作成に当たり,各研究分担者が各々の専門領域による見地から開発した学習材を基に,効果的な学習プログラムを構築中である。特に本年度では,収集した動画データを大学の授業で活用する試行を行った。具体的には,河川の環境とそこに生育する生物との関係を学習するプログラムの一環として,現場の状況を撮影した動画を提示し,考察材料とした。この種の動画データは,屋内にいながら現場の環境を把握するのに有効であり,開発中のWEBページへ導入する予定である。
開発中のWEBページでは,各サテライトビオトープを地図上にプロットし,生物や環境に関する各種データ,専門的な解説や活動プログラム,地域の情報などを含む各ページの構造が既に決定されている。現在,蓄積された種々のデータを各ページコンテンツに変換する作業を行っているところである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 広島県西条盆地における生物・地学教材ポイントマップの作製2009

    • 著者名/発表者名
      竹下 俊治
    • 雑誌名

      学校教育実践学研究 15(印刷中)

  • [雑誌論文] 小さな池での堆積物コアを用いた長期間の環境汚染モニタリングの提案2009

    • 著者名/発表者名
      佐藤 高晴
    • 雑誌名

      人間と環境 35

      ページ: 14-17

    • 査読あり
  • [雑誌論文] タル画像のスペクトル変換を用いた環境水中の亜硝酸態窒素(N-N02)と化学的酸素要求量(COD)の測定2008

    • 著者名/発表者名
      石原 勢太郎
    • 雑誌名

      化学教育ジャーナル 11

      ページ: 11-12

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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