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2006 年度 実績報告書

体験・観察学習のための遠隔環境を再現できるユビキタス植生ハウスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18500671
研究種目

基盤研究(C)

研究機関佐賀大学

研究代表者

渡辺 健次  佐賀大学, 理工学部, 教授 (00220880)

研究分担者 岡崎 泰久  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (90253583)
大谷 誠  佐賀大学, 総合情報基盤センター, 講師 (00380791)
キーワード遠隔計測 / 環境再現 / インターネット / ユビキタス / 理科教育
研究概要

植生ハウスプロトタイプ版のハードウェアを作成した。プロトタイプ版システムでは、温度および湿度の再現を目指している。
ユビキタス植生ハウス本体に冷凍庫を用い、これに温風器、加湿器、除湿器を取り付け、本体の冷凍機能と共にコンピュータで制御することで、内部の環境を調節する。内部の温度と湿度を温湿度計で計測し、コンピュータにフィードバックすることで、対象となる遠隔地の気温を再現する。プロトタイプシステムでは、-30℃〜50℃の温度と、10%〜80%の湿度を再現することができる。
プロトタイプ版では、本体にダイレイSC-150を用いた。冷凍庫内の空気を循環させ、除湿機・加湿器・温風器に送り込むことで、冷凍庫内の空気をコントロールする。除湿機の空気吸入口に冷凍庫からの空気を取り込むためのダクトは、ケント紙で型紙を作成し、この型紙からCADを使って図面を起こし、そのデータを元にワイヤー放電加工機でアルミ板を切り出してダクトを製造した。
除湿機・加湿器・温風器から出る空気は、蛇腹ホースで1本に集合している。集合するのは、高温低湿の空気を冷凍庫内で実現するために、温風器からの高温多湿の空気と除湿機からの低温低湿空気をここで混ぜて結露させ、冷凍庫内に高温低湿の空気を送り込むための工夫である。冷凍庫内で結露させると、余計な水分により庫内の湿度が上がることが考えられ、それを避けるために集合した。
また、蛇腹ホースコネクターの接続部からの空気漏れを防ぐため、ワイヤー放電加工機で正確に真円を削りだし、ホースコネクターを隙間無く接続した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 体験・観察学習のためのユビキタス植生ハウスの開発2007

    • 著者名/発表者名
      渡辺健次, 山田成仙, 大谷誠, 岡崎泰久
    • 雑誌名

      信学技報 106・583

      ページ: 59-62

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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