研究課題
平成19年度は、以下の3つの研究成果が得られた。1.ドイツにおけるビオトープを幼児の環境教育や持続可能性のための教育に活用する先進事例実踏調査に関するもので、平成19年度夏季に10日間実施した。ドイツ側での受け入れをOrtrud Kuhl・Ledderbogen(研究協力者2名)に依頼し、松香・市川・尾崎・川添・干場(研究分担者5名)・塩瀬(研究協力者)が出向き、幼児の環境教育や持続可能性のための教育についての方法や意義、その理想的なあり方を探ることが出来た。さらに、今後の研究・実践・啓蒙活動などの協力体制も構築することが出来た。2.1.の実踏調査による成果の一部として啓蒙活動を実施した。平成19年11,月17・18日に東京家政大学を会場とし、「幼児・児童期における環境教育のデザイン-園庭からはじめるドイツESDの取り組み-」といったテーマで、講演・シンポジュウム・パネルディスカッション・分科会・全体会をドイツよりOrtrud Kuhl・Ledderbogen(研究協力者2名)を招聘し、日本側としてビオトープの先進的実践者や研究者を招き開催した。延べ400人に昇る参加者を擁することが出来た。3.平成20年度における先進事例を参考とした日本における望ましい幼児の環境教育に有意なビオトープ活用方法を試みる準備活動として、東京家政大学附属幼稚園およびナースリールームにおける日常保育でのビオトープを活用した幼児期環境教育の実践検討を実施した。その成果として、平成20年度実施への準備ができた。
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東京家政大学 研究紀要 第48集
ページ: 59-66
教育と医学 659巻
ページ: 68-73
生物教育 第47巻1,2号
ページ: 52-60