研究概要 |
1,デジタル時代に求められる確かな学力を子どもたちにつける 確かな学力について検討した.それは,実体的な学力と機能的な学力に分けられる.読み・書き・計算のような実体的学力と,ある状況の中で考え方,学び方等の機能的学力があるが,メディアリテラシーは後者の機能的学力との関連が強い. 2,確かな学力とメディアの関係を明らかにする 実体的学力をつけるには,いわゆるメディアより文字の方が有効であろう。機能的学力をつける場面でメディアを活用することが有効なのではないかと考えられる。そこで,授業実践研究の参与観察の中で両者の関係を明らかにした。メディアがあるから使うのではなく,どのような学力を育てるためにどんなメディアを使えるかということを検討することが重要. 3,メディアリテラシー教育のカリキュラムを開発,試行,評価する メディアリテラシー教育のカリキュラムではなく,カリキュラムガイドを開発した.それは具体的な教材の配列では活用されず,抽象的モデルも活用されない。一番使われるのはその間にたつカリキュラムガイドである.
|