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2006 年度 実績報告書

フレキシブルなeラーニング教材の開発と共有・再利用を促進する動的環境の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500713
研究種目

基盤研究(C)

研究機関九州大学

研究代表者

井上 仁  九州大学, 情報基盤センター, 講師 (70232551)

研究分担者 安武 公一  広島大学, 社会科学研究科, 講師 (80263664)
多川 孝央  九州大学, 大学院システム情報科学研究院, 助手 (70304764)
隅谷 孝洋  広島大学, 情報メディア教育センター, 助教授 (90231381)
キーワードeラーニング / 電子教材 / 再利用 / 共有 / 学習オブジェクト / モジュール化
研究概要

教育用電子教材の共有と再利用は世界的な大きなテーマとなっており,学習者にとっては自分に適した教育コンテンツを容易に入手することができ,また教員にとっては自分の授業を構築する際に参照できる資料を入手することができる仕組みができつつある。しかしながら,公開された教育コンテンツの再利用が促進されているとは必ずしも言えない。その理由として,(1)公開されている教育コンテンツは,一学期間の授業における教育内容を体系化した上で作成したものであり,いわば一つの作品であるため,教育内容が類似していても,個々の教員の教育方針・教育方法の相違により,そのままの利用が困難である場合がある,(2)教育コンテンツの一部を部品として取り出し,それを素材として組み合わせて教育コンテンツを再構成していくのは時間を要し,また再利用した素材が改版・改良・修正された場合には,その改版等を知る手段がなく,また知り得たとしても自分で再構成したコンテンツの中の素材と置き換えるのは困難である場合がある,等が挙げられる。
本研究においては,教育コンテンツを一つの完成されたソフトウェア,学習オブジェクトをモジュール化されたソフトウェア部品と捉えた。すなわち,ソフトウェアの開発工程においては,協調的分散的開発が一般的であり,開発過程において,さまざまな版管理が必要となる。また,完成されたソフトウェアに対して,機能追加,バグ修正といった改定作業が伴うが,教材の開発も類似している。さらに,ソフトウェアの開発においては,完成したソフトウェアとは別バージョンを開発することがある。これは一般的に機能拡張のためであるが,教材の開発においては,個々の教員が利用しやすい形での改版ととらえることができる。そこで本年度は,既存のバージョン管理システムSubversionの本研究課題への適用可能性を検討し,eラーニングのコンテンツとして広く利用されているHTMLファイルやOfficeドキュメントのバージョン管理での管理方法について調査検討した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] フレキシブルなeラーニング教材の開発と共有・再利用を促進する動的環境の構築に向けて2007

    • 著者名/発表者名
      井上仁, 安武公一, 多川孝央, 隅谷孝洋
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回(平成19年)全国大会講演論文集(4)

      ページ: 351-352

  • [雑誌論文] An Analysis of a Communication Network Structure on BBS in an e-Learning Course,2007

    • 著者名/発表者名
      K.Yasutake, T.Tagawa, O.Yamakawa, H.Inoue
    • 雑誌名

      Proceedings of the Sixth IASTED Interenational Conference on Web-based Education

      ページ: 149-153

  • [雑誌論文] Design Concept of a Course Visualization Platform2007

    • 著者名/発表者名
      O.Yamakawa, M.Kikusawa, T.Tanaka, K.Yasutake, T.Sumiya, T.Tagawa, H.Inoue
    • 雑誌名

      Proceedings of the Sixth IASTED Interenational Conference on Web-based Education

      ページ: 499-504

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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