研究課題/領域番号 |
18500733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
人見 憲司 東洋大学, 工学部, 教授 (40228739)
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研究分担者 |
小林 憲夫 駒沢女子大学, 人文学科, 教授 (50350517)
湯舟 英一 東洋大学, 工学部, 助教授 (70339208)
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キーワード | e-Learning / 対面教育 / 遠隔教育 / IT(情報技術) / グローバルコミュニケーション / デジタルハイビジョン / アスペクト比 / 解像度 |
研究概要 |
本研究の目的は、従来の4:3ないしVGAで制作されているe-Learningコンテンツを、ハードウェアからソフトウェアまで、具体的には、制作・配信からコンテンツに至るまでアスペクト比16:9のワイドサイズに対応した仕様に再構成することである。そのためにe-Learningコンテンツのワイドアスペクトの画面対応を研究する上で、単に比率の拡大だけではなく、放送分野で一般的になりつつあるハイビジョン解像度での流通を視野に入れている。すなわち、比率の変化と同時に解像度の変更も対象としているのである。デジタルハイビジョンが牽引するこのワイドアスペクトのメリットは、単に画面が左右に拡張されるだけではなく、解像度が現行の教育現場で使用しているPC画面と同等ないしはそれを上回るということである。 そこで今年度は、既存のPC配信を前提としたe-Learningコンテンツを比較的容易にワイド比率対応可能にするために、 (1)ワイド画面対応のe-Learningコンテンツの制作状況 (2)既存のe-Learningコンテンツの解像度の現状 (3)放送用デジタルハイビジョンの解像度とPC画面の解像度との親和性 (4)教育環境における放送と通信の視聴覚設備 の実態の調査・確認を行った。 調査にあたっては、その状況や実態を明確に把握するために、映像や音声などの記録をできる限り充実させながら、丁寧に事を進めていった。そのため得られた資料はさほど多くはなかったが、次年度以降の計画である本研究の目的に見合ったコンテンツの制作準備に取りかかるために必要なさまざまな知見を与えてくれるものと考えられる。特に今年度の研究で調べた上記の4項目に関する結果を、本研究者が次年度実施するe-Learningベースの講義に直接反映させることで、ソフトとハードの両面において今後の研究活動を大いに活性化させてくれるであろう。
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