• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

ユニバーサル・アクセス時代における大学のプログラミング教育手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18500745
研究機関常磐会学園大学

研究代表者

寺川 佳代子  常磐会学園大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (20300303)

研究分担者 喜多 一  京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (20195241)
キーワード情報教育 / 協調学習 / 情報リテラシ / プログラミング教育
研究概要

ユニバーサル・アクセス化が進む高等教育における情報教育の効果的授業法に焦点を当てた授業実践を行っている。情報教育科目にグループ学習やペア学習を取り入れ,効果と問題点を明確化しその対応策を検討している。
1.情報リテラシ科目におけるグループ学習の効果としては以下の知見が得られている。
質問しやすい環境であり、いつでも何度でも、気軽に質問することができる。教える側の学生にとっても、教えることによる自信や自己効力感が発生する。しかしその一方で、教える側、教えられる側の固定により特定学生への負担が増加すること、教えられる側の学生の依頼心を増幅させてしまうといった欠点が認められている。
平成19年度に生じた問題点
●欠席多数によるグループ学習実施が困難な状況の発生
●グループ学習を実践しても協調学習が円滑に進まない状況の発生
平成20年度以降への対応策
●出席状況に応じた柔軟なグループ編成の実施
●アイスブレーキングを行いクラス内のコミュニケーションを円滑にする
2.ペア学習を利用したプログラミングの授業実践において以下の知見が得られている。
情報リテラシ能力が下位クラメの学生にとって、未学習分野の宿題はヒント教材が存在しても負担が大きい。また他者とのコミュニケーションが極端に苦手な学生が存在するためペア学習の成立が困難なグループが存在した。平成19年度に新たに生じた問題点
●事前学習(宿題)をやってこない学生が多数存在した
●見本課題を提示することにより達成感を得易い授業構成としたが,見本課題の完成のみで発展的課題へ進めない学生が存在した
平成20年度以降への対応策
●見本課題をさらに簡素化し,発展課題へ進み易くする工夫を行う

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ユニバーサル・アクセス段階における大学での情報教育の実践2008

    • 著者名/発表者名
      寺川 佳代子, 喜多 一
    • 雑誌名

      第14回大学教育研究フォーラム

      ページ: 116-117

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi