研究課題/領域番号 |
18500784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 道都大学 |
研究代表者 |
鈴木 正章 道都大学, 共通教育部, 教授 (30226550)
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研究協力者 |
遠藤 邦彦 日本大学, 文理学部, 教授 (70059781)
鈴木 茂 日本大学, 文理学部, 非常勤講師
細野 衛 東京農業大学, 地域環境科学部, 非常勤講師
古川 竜太 独立行政法人産業技術研究所, 地球科学情報部門, 火山複合システム研究グループ研究員
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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キーワード | テフラ / 完新世後期 / 樽前山 / 駒ヶ岳 / 有珠山 / 小氷期 / 海岸沖積平野 / 北海道 |
研究概要 |
白老~勇払海岸沖積低地は,縄文最盛期以降に形成された砂堤列を基底にして頻繁に活動した北海道駒ヶ岳,有珠山および樽前山を起源として過去370 年間で層厚約1.2m の火山灰層で覆われ,17 世紀後半以降数年~数十年間隔で火山災害にさらされ極めて荒廃した環境下にあった。この時期の植生変化として、荒廃した土地に先駆的に出現するカバノキ属の急増と,寒冷な気候を思わせるトウヒ属の微増が示されており、火山活動による土地の荒廃のなかで地球的規模の気候変動として小氷期を反映していると考えた。
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