• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

国立公園をモデル区域としたランドスケープ構成要素の変動要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18510027
研究種目

基盤研究(C)

研究機関独立行政法人森林総合研究所

研究代表者

千葉 幸弘  独立行政法人森林総合研究所, 植物生態研究領域, 室長 (90353771)

キーワード生態的多様性 / 人間活動 / 自然環境 / 生態系機能 / 社会経済分析 / 地理情報システム / 空間構造 / ランドスケープ
研究概要

自然保護区域における動植物相およびその生息環境の変化、ならびに社会経済的変化に伴って変化するランドスケープとその構成要素の変貌を明らかにして、自然環境保全区域におけるランドスケープ機能の評価手法を解明することを目的とする。今年度の分析対象区域である日光国立公園の地形、気象、植生に関する情報を収集し、次年度以降の解析に必要なデータベース化のためのデータ分析と整理を中心に作業を進めた。国立公園のランドスケープ構成要素の変動を考える上で、周辺地域の関連情報を如何に収集し、また現在だけではなく過去数十年にわたる情報の分析が不可欠である。そこで日光国立公園の周辺地域である日光市、鹿沼市、今市市を中心に、社会基盤情報として人口推移、市町村別の総生産や所得なども収集し、過去の地形図等から道路整備と主要地点における交通量の推移についても分析を開始した。また自然環境に関するデータについては、植生図や気象データ(降水量、日射量、気温等)を出来るだけ過去に遡って収集した。
今市市での1970年代の人口増加に対して、日光市では逆に減少しているが、交通量は日光自動車道の開通とともに日光周辺で増加していることなどが読み取れる。日光国立公園に隣接する群馬県片品村では、1990年代前半のバブル崩壊によって一時的に交通量が激減していること、あるいは日経平均株価の推移を経済活動の指標として日光国立公園の利用者数の変遷と併せて、いろは坂の無料開放やリゾート法の施行、奥日光の自動車乗り入れ規制等の制度面の効果について検討しうる情報が収集できた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of a thinning regime on stand growth in plantation forests using an architectural stand growth model2006

    • 著者名/発表者名
      Yukihiro Chiba
    • 雑誌名

      Management of natural resources, sustainable development and ecological hazards. WIT Press, London

      ページ: 321-328

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi