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2008 年度 実績報告書

社会環境情報開示の多面的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18510032
研究機関大阪市立大学

研究代表者

向山 敦夫  大阪市立大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (50200241)

キーワード社会環境情報 / 環境報告書 / CSR / 環境会計 / 水道事業ガイドライン / 持続可能性
研究概要

拙稿「持続可能性からみた水道事業経営」において、政令指定都市と中心とする水道事業体が作成・公表している環境報告書の内容を比較検討した。また、水道事業ガイドラインにおける環境に関連している指標を検討した。わが国の場合、質・量ともに東京都水道局が公表する環境報告書が突出しているが、今後は情報内容の比較可能性の確保の議論が必要となる。
拙稿「企業の社会性評価とCSR」は、日本経営分析学会第25回年次全国大会における統一論題での報告を論文にまとめたものである。社会性評価はSRI(社会的責任投資)において重要な視点であるが、その方法が確立しているとはいえない。CSRは多面的であるため定量化することが困難であり、各SRIファンド独自の分析手法が取り入れられている。本研究は分析技術的な視点ではなく、社会性評価をおこなう視点やその意味について検討している。
平成20年8月8〜10日に長崎県立大学でおこなわれた会計学サマーセミナーにおいて、「CSRと社会性情報開示」と題する報告をおこなった。戦略的CSRやWin-Win関係の検討後、わが国企業のワーク・ライフ・バランス(WLB)に関する情報開示の実態調査をおこない、実際のWLB制度導入と情報開示の現実には格差があることを指摘した。その検討内容については、日本社会関連会計学会スタディ・グループの中間報告書『日本企業におけるCSR情報の動向調査』にまとめている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 企業の社会性評価とCSR2009

    • 著者名/発表者名
      向山敦夫
    • 雑誌名

      年報 経営分析研究 第25号

      ページ: 29-39

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 持続可能性からみた水道事業経営-経済・安全・環境のバランス-2008

    • 著者名/発表者名
      向山敦夫
    • 雑誌名

      都市問題研究 第60巻第7号

      ページ: 30-45

  • [学会発表] 企業の社会性評価とCSR2008

    • 著者名/発表者名
      向山敦夫
    • 学会等名
      日本経営分析学会第25回年次全国大会統一・論題
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2008-05-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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