研究課題
基盤研究(C)
組織等価型ガス比例計数管(TEPC)に半導体検出器(SSD)とプラスティックシンチレーションカウンターを組み合わせたシステムを構成し測定試験を行った。SSDの厚みとしては500μm程度は必要で、更に厚いほうがより粒子識別能は向上することが示唆された。2枚のSSD(厚み500μm)とプラスティックシンチレーションカウンター用いることで、炭素、酸素、ネオンイオンが人体を模擬したファントム中で生成するフラグメント粒子の同定が可能であることが示された。重いフラグメント粒子(Z≧6)では2枚SSDのみで十分な粒子識別が可能であることが示された。軽いフラグメント粒子(Z<6)では、プラスティックシンチレーションカウンターの情報を利用することで識別可能である。また同構成を用いveto法を利用すると中性子の同定が可能であることを示唆した。広いエネルギー分布を持つ炭素線SOBPビームのマイクロドシメトリを行ったところ、プレリミナリながら、陽子、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ボロン、炭素及び中性子の同定しマイクロドシメトリスペクトルを決定できることを示した。
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