研究課題
異相界面での物質(主に金属)の界面活性剤ゲル分配抽出法に関して(1)金属類の濃縮・分離・回収のための新しい試薬の合成・開発(2)自動車排気ガスの浄化に使われている3元触媒である白金、パラジウムおよびロジウムのゲル分配抽出法による分離回収法の開発。(3)分配抽出のメカニズムについて小角XRDによ検討。を行った。(1)目的金属に対する高い選択性・分離能をもち、また毒性がなく環境中での生分解性のよい新規な吸着媒体と吸着試薬の開発を行った。アズレン系化合物は環境毒性がない化合物として知られており、この系に多座配位が可能な置換基を導入することにより、環境にやさしい新規な非交互系配位子アザアズレンを引き続き合成した。アズレン系化合物は種々の金属に対して高選択性をもつ抽出試薬としての機能も期待できる。(2)白金、パラジウム、ロジウムの3元触媒が自動車排ガス処理触媒として有力である。本研究ではPt、Pdのクロロ錯体およびチオ尿素錯体をCPC(陽イオン界面活性剤)あるいはSDS(陰イオン界面活性剤)に吸着させベースメタルから分離した。界面活性剤ゲルに吸着した白金族元素はアンモニアと反応させアンミン錯体として水相に回収した。また、ロジウムの分離回収法の検討を行った。
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Solvent extraction research and development, Japan 16(印刷中)
Analytical Sciences 25(印刷中)
Heterocycles 77
ページ: 565-574
Solvent extracti on research and development, Japan 15
ページ: 121-126